独立系モバイルアドネットワークを運営するインモビは、日本の動画広告市場の盛り上がりを受け、日本市場での運営体制を強化。360度の視野を持つ(スマートフォンを動かすと見える風景が変わる)動画広告などの提供を始めた。バナーなどよりも情報量が多く、インタラクティブ性に富んだ動画で広告効果を高め、広告主やアプリ開発者に訴求する。
360度の動画広告のほか、動画広告上にクリック可能なボタンなどのインタラクティブなコンテンツを表示する「インタラクティブ・キャンバス」、ユーザーの現在位置、天候、株価やスポーツ情報などのライブデータと関連のある広告を表示する「ビデオ・スマートアド」、コンテンツのレイアウトになじませて動画広告を表示する「ネイティブ動画広告」など約10種類の手法を用意した。
インモビ ジャパンのビジネスディベロップメント統括部長である米田匡克氏は「ワクワクするような動画を配信できるようになる。今後、コンテンツの一部として視聴してもらえるようになるのでは」と期待を寄せる。
サイバーエージェントが組織した「オンラインビデオ総研」の調査によれば、日本の動画広告市場は2014年から急速に拡大しており、特にスマートフォン向けの動画広告が大きく伸びている。2016年にはスマートフォン向け動画広告の比率が市場全体の過半数を占める見込みだ。
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