ビデオリサーチインタラクティブは8月19日、4月より開始した動画広告の広告統計サービスをもとに、2015年度第1四半期(2015年4月~6月)の広告主の動画広告出稿状況を発表した。
2015年4~6月にPC動画広告を出稿した広告主数は、671社だった。そのうち63%にあたる422社は、同じPCデバイスのバナー広告にも出稿した。スマートフォン広告に出稿した広告主数は321社(同48%)、テレビCM出稿社は249社(同37%)となっている。動画広告に出稿した671社中、PCバナー広告、スマートフォン広告、テレビCMのいずれも広告出稿している広告主は185社となった。
動画広告出稿社の業種別シェアをバナー広告出稿社のシェアと比較すると、動画広告の方が食品・飲料、化粧品、自動車などの「製造業」と「メディア」の広告主のシェアが高く、「専門店(小売)」のシェアが低い傾向にある。
関東地区テレビCM出稿社の動画広告出稿状況をみると、当該期間にテレビCMを出稿したのは計1260社で、そのうち約5分の1の広告主が動画広告に出稿したことになる。テレビCM出稿量上位200社に絞ると46%となり、さらに上位50社まで絞ると64%が動画広告にも出稿しており、テレビCM出稿量が多いほど、動画広告を出稿する割合が高い傾向だとわかった。
今回の結果は、同社独自基準に基づいて収集・DB化した、PCの動画広告やバナー広告などの広告統計サービス「Web Ads Report Advance」、スマートフォン広告のデータベースサービス「SmartPhone Ads Report」および、ビデオリサーチ社の「テレビ広告統計(関東地区)」をもとにまとめられたもの。
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