2年生は1人1台のWindowsタブレットを用いて「Viscuit」(日本の計算機学者である原田康徳博士が開発したプログラミング言語)を使った作品作りを行っていた。
Viscuit最大の特徴は、「メガネ」のようなパーツの左にBefore、右にAfterの動作を書き入れ、これらを複数組み合わせて動きを作っていくというもの。例えば、左側の円内中央にキャラクターを置き、右側の円内に同じキャラクターを中央から少し右側に配置すると「右に移動する」という命令を作ったことになる。
基本操作や概念はViscuitを開設するホームページの動画を見て学び、最初の30分で実際にここのタブレットで教員が出す簡単な課題をクリアする中で習得。後半にそれらのテクニックを使って、動く絵本を作るという進め方だ。
あらかじめ用意されている絵だけではなく、児童がタッチペンや指で書いた「自分の絵」を使っている児童も多く、その絵を「指先」で書く児童と「タッチペン」で書く児童に分かれていたのが印象的だった。
特に先生が指示したわけではなく、ある児童は「自分はこっちの方が使い易い」と指先で器用に絵を書く様子を見せてくれた。そうやって書いた「自分の絵」が画面の中で動いたり触ると変化するといった様子を、見学に来ていた保護者も興味深そうに見守っていたのが印象的だった。
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