グーグル「Nexus 5X」レビュー(最終回)--ハードウェアとバッテリの性能、そして、結論

Sean Hollister (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年11月11日 07時30分

(編集部注:米CNETによる「Nexus 5X」のレビューを3回に分けて翻訳して公開します。第1回は11月6日に、第2回は11月9日に公開されています)

 第2回より続く。

ハードウェア性能

  • 1.8GHz、6コア「Snapdragon 808」プロセッサ
  • 16Gバイトまたは32Gバイトのストレージ
  • 2GバイトのRAM
  • 2700mAh内蔵バッテリ
  • 「USB-C」ポート(データおよび充電用)

 「Nexus 5X」が購入候補になる真の理由は、パフォーマンスだ。

 ご存じのとおり、「Android」スマートフォンのほとんどは、大量のアプリがプリロード(いわゆるブロートウェア)された状態で出荷されており、そのせいで動作速度が低下している。Nexus 5Xには、そういったものがない。しかも、搭載する6コアのQualcomm Snapdragon 808プロセッサは、多少のブロートウェアが入っていたとして速いと感じられるほど強力だ(2015年の最優秀端末の1つに数えられる「LG G4」を見ればわかる)。Nexus 5Xはこの有利な要因を両方とも備えており、(カメラの性能を除けば)高速で優秀なスマートフォンに仕上がっているように思える。

 価格は、筆者が個人的に使っているサムスン「Galaxy S6」の方が数百ドル高いが、速度についてはさほど見劣りしない。Nexus 5Xは、インターフェースのスワイプ操作が高速かつ滑らかなだけでなく、ゲームの処理も非常に良好だ。ただし、「Goat Simulator」や「Riptide GP2」のように負荷の高い3Dタイトルになると、Nexus 5XよりGalaxy S6の方が若干スムーズに動く。

 米CNETが実施したベンチマークも、それを裏付ける結果となった。

3DMarkのスコア(Ice Storm Unlimited)のパフォーマンスチャート

Google Nexus 6P
24,224
OnePlus 2
22,685
サムスンGalaxy S6
20,778
Moto X Pure Edition/Style
19,725
Google Nexus 5X
18,973
Alcatel OneTouch Idol 3 (5.5)
7,588
注: 数値が大きいほど高パフォーマンス

Geekbench 3のパフォーマンスチャート

サムスンGalaxy S6
1,371
4,608
Google Nexus 6P
1,286
4,313
OnePlus 2
1,142
4,261
Google Nexus 5X
1,246
3,536
Moto X Pure Edition/Style
1,271
3,528
Alcatel OneTouch Idol 3 (5.5)
609
2,548

凡例:

Geekbench 3のスコア(シングルコア)
Geekbench 3のスコア(マルチコア)
注: 数値が大きいほど高パフォーマンス

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