(編集部注:米CNETによる「Nexus 5X」のレビューを3回に分けて翻訳して公開します。第1回は11月6日に、第2回は11月9日に公開されています)
第2回より続く。
「Nexus 5X」が購入候補になる真の理由は、パフォーマンスだ。
ご存じのとおり、「Android」スマートフォンのほとんどは、大量のアプリがプリロード(いわゆるブロートウェア)された状態で出荷されており、そのせいで動作速度が低下している。Nexus 5Xには、そういったものがない。しかも、搭載する6コアのQualcomm Snapdragon 808プロセッサは、多少のブロートウェアが入っていたとして速いと感じられるほど強力だ(2015年の最優秀端末の1つに数えられる「LG G4」を見ればわかる)。Nexus 5Xはこの有利な要因を両方とも備えており、(カメラの性能を除けば)高速で優秀なスマートフォンに仕上がっているように思える。
価格は、筆者が個人的に使っているサムスン「Galaxy S6」の方が数百ドル高いが、速度についてはさほど見劣りしない。Nexus 5Xは、インターフェースのスワイプ操作が高速かつ滑らかなだけでなく、ゲームの処理も非常に良好だ。ただし、「Goat Simulator」や「Riptide GP2」のように負荷の高い3Dタイトルになると、Nexus 5XよりGalaxy S6の方が若干スムーズに動く。
米CNETが実施したベンチマークも、それを裏付ける結果となった。
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