伊藤忠、ファミマの物流網つかった店舗間配送サービス--まずは「ヤフオク!」対応

 伊藤忠商事とファミリーマートは10月26日、ファミリーマートの既存物流網を活用した店舗間配送サービス「はこBOON mini」を、10月27日に開始すると発表した。発送、受け取りともに一部店舗を除く日本全国のファミリーマートで利用できる。

 ファミリーマートの店舗で無償提供される80サイズ(45×35cm)の専用袋を使って梱包し、配送できるのが特徴。利用者はインターネットで配送の申し込みと送料の支払い手続きをし、発送用受付番号を入手する。送り状(配送ラベル)には、名前や住所などの個人情報の記載は不要だ。

 店舗にあるFamiポートで発送用受付番号を入力、荷物のバーコードをスキャンして申込券を発券したら、レジで荷物の発送手続きができる。

 受け取り時は、メールで届いた受取用受付番号とパスワードを、指定された受け取り店舗に設置されたFamiポートに入力して申込券を発券。申込券をレジに渡す。


サービス概要(物流網イメージ)

料金体系 (税込)

 両社はまず、ヤフーが運営するインターネットオークションサイト「ヤフオク!」の商品発送・受領において同サービスの提供を開始する。2016年春以降はヤフオク!以外の荷物の配送受付にも順次拡大していく予定だ。

 両社では、送り状の手書きが不要で、コンビニエンスストアで荷物を24時間、発送・受領できる配送サービス「はこBOON」をヤフオク!のユーザーをはじめ、約170万人のユーザーに提供している。

 今回、他のネット商取引をするユーザーなどからの「コンビニエンスストアでも荷物を受け取りたい」との要望を受け、ヤフーを含む3社で検討した結果、コンビニエンスストアの既存物流網の空きスペースを有効活用することで、通常の配送方法と比較し安価な配送サービスである、はこBOON miniの提供開始に合意したという。

 伊藤忠商事は、はこBOONブランドの事業主体者として、はこBOON miniの企画、運営をはじめ、システム開発、運用、決済、物流インフラを担当。ファミリーマートは、全国47都道府県に約1万1500件あるファミリーマート店舗で、荷物の発送および受け取り手続きを担う。

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