ホットリンクは8月25日、ソーシャルビッグデータ分析ツール「クチコミ@係長シリーズ」を大幅にバージョンアップしたことを発表した。設定可能な検索ワード数や期間を拡大したほか、リアルタイムに検索結果を反映し、柔軟にカスタマイズできるダッシュボードを搭載した。
クチコミ@係長は、ソーシャルメディアの分析ASPツール。Twitterや主要なブログ、2ちゃんねるなどに日々投稿される口コミ情報、約590億件(8月17日時点)を、リアルタイムに収集・分析できることが特長。ソーシャルメディアとテレビやネットニュースの露出数との相関をみられるクロスメディア分析機能も搭載する。導入企業は、UCCや明星食品など750社を超えるという。最近は自治体や学校、金融機関による導入も増えつつあるそうだ。
今回のバージョンアップでは、1度に検索できる条件数が従来の3条件から10条件に拡大。さらに最大検索可能期間が3カ月から13カ月に拡大した。これにより、検索回数を大幅に削らすことができる。また、検索条件を拡大した上で、検索スピードを30%ほど向上させたという。
さらに、シェアやトレンド、頻出関連語ランキングや画像一覧、男女比や評判比較など、多様なアウトプットのバリエーションを備えたダッシュボードを新たに搭載。ログインした時点で、設定された条件での最新情報がリアルタイムで表示され、見たい情報を見たい形でモニタリングし、共有できる。
これまでの知見が蓄積されたデフォルトフォーマットも、用途に合わせてカスタマイズできる。グラフの形式やサイズ、表示期間の調整などが容易になった。また、分析によって確定した検索条件をボタン1つでダッシュボードに追加できるとしている。
同社では今後、分散処理フレームワークを活用した機械学習や、ディープラーニングなどの人工知能技術を活用した新機能を公開する予定。
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