Ptmindは8月10日、CAC CapitalからプレシリーズAで約11億円(900万ドル)の資金調達を実施し、エンジェルラウンドでの約6億円(500万ドル)を含めて総額約17億円(1400万ドル)を調達すると発表した。
Ptmindは、ウェブサイトのデータ分析・管理ツール「Ptengine」を提供する企業。同サービスは全世界100カ国以上で展開しており、日本ではディー・エヌ・エー、インテリジェンス、アスクルなどの企業で利用実績があるほか、国内2万サイト以上に導入されているという。
Ptengineは、ユーザーのサイト内での行動をヒートマップ分析により、サーモグラフィーで可視化する。URLの中の特定のパラメータのみを抽出することで、広告出稿先やクリエイティブ別にヒートマップを閲覧でき、広告出稿先、クリエイティブ、ランディングページがそれぞれ2パターンあった場合、8つに区分したヒートマップを分析できる。また、リアルタイムで状況確認にも対応する。
今回調達した資金は、Ptmindの新規事業として、中小事業者を含めた企業の経営者、マネージャー、チームメンバーが重要なビジネス指標を把握し、行動を促すためのデータマネジメントプラットフォームの開発と拡張へ投資する予定。
また、積極的なパートナーシップを通したさまざまなプラットフォームとの連携など、ウェブデータ分析システムの利用拡大。さらに、今後進出する新市場でのサービスや、Ptengineを世界的に展開するための組織構成とそれに伴う人員増強などに充てるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス