こうして発売が決定したThe Undressのドレスのラインアップは黒、青、緑、赤の4色で、価格はすべて79ドル(約9400円)となっている。利用層として想定しているのは野外で着替える必要のあるアスリート、海に泳ぎに来た女性、ハイキングやランニングをしたい人、公園でヨガをしたい女性、俳優やモデル、パフォーマーなどだ。
同製品はゴムが縫い付けられたラップタオル(着替えタオル)と用途は同じだが、包むだけのタオルとちがってスカート部分と胸部部分の2つのパートに分かれており、それぞれトップスとボトムスの着替えにおいて露出がないよう、細かな工夫がなされている。
写真だけを見ていると同製品を使ってどのようにして着替えるかをイメージするのは難しいが、The Undressではドレスの使い方を理解するため、ランニングウェアから普段着に着替えている様子を示した動画を公開している。順を追って見てみよう。
まずはUndressのスカート部分を履く。するとスカート部分から白い紐とタグが伸びているので、このタグを服の内側から通して首に紐部分を引っかけて固定する。すると胸部の水着のようなデザインの部分が持ち上がり、スポーツウェアの内側からドレスを着た状態になるのだ。
つづいて下半身を着替える。こちらはラップタオルを使う場合とほぼ同じ要領で、スカート部分からユニフォームを脱ぎ、下着やズボンを履けばよい。スカート部分にスリットがついており、スカートを持ち上げることなく着脱したり、ジーンズのファスナーを開閉したりしやすくなっている。
あとはUndressの上からブラジャーや普段着のシャツを着て、首部分のひもの固定を解き、内側からUndressを脱ぐことで着替えが完了する。
Undressでは、実際に起こりうるシチュエーションの中で撮影した動画もいくつか配信している。たとえばハイキングに行って服を着替えたいとき、海岸で水着に着替えたいとき、公園でヨガの服から普段着に着替えたいとき、ビキニに着替えたいとき、普段着からランニングウェアに着替えたいときなどだ。
自分が想定している商品の使い道がわかりやすい。こうした細かなシチュエーションに合わせた説明は、The Undressのように、これまでになかった商品を訴求する際には特に重要になるだろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス