“公式アプリ”のクーポン発行は購買意欲を高める--ジャストシステム調査

 ジャストシステムは6月12日、「飲食店や小売店の公式アプリと消費行動に関するアンケート」調査の結果を発表した。

 調査対象は、「プライベートでスマートフォンをメインで使っている」と回答した20代~40代の男女。調査期間は6月5日、6日の2日間で、有効回答数は561。セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を活用した。

 飲食店や小売店の公式アプリユーザーを対象とした「利用を開始してからの行動の変化について」という質問には、34.6%が「店舗に来店したり、商品を購入したりする頻度が増えた」と回答。続いて、「その企業やブランドの情報を積極的に見るようになった」(21.7%)、「その企業の商品を周囲にすすめることが増えた」(15.7%)、「その企業やブランドの情報をSNSで拡散することが増えた」(15.4%)という結果になった。

 また、「公式アプリ利用後に来店や購入頻度が増えた理由」について聞くと、「お得なクーポンが定期的に発行されているから」(63.5%)が最も多く、2位「ポイントが貯まりやすいから」(40.0%)、3位「キャンペーンが魅力的だから」(36.5%)を大きく上回っている。

  • 公式アプリ利用後に来店や購入頻度が増えた理由

 「インストールしている“公式アプリ”を知ったきっかけを教えてください」という問いでは、「アプリストア」が最も多い35.4%、「企業のホームページ」が31.4%、「店内の掲示等」が29.1%と続いた。

 「“公式アプリ”を店内の掲示等で知って、その場でインストールしたことはありますか」という質問では、42.2%が「お得に購入できるクーポンを使うため」をあげており、「初回登録特典の割引サービスを利用するため」(20.5%)、「ポイント増量デーで、ポイントをより多く貯めるため」(8.4%)などと比べても、クーポンが消費者に与える影響は大きく、即効性のあることが示された。

 本調査の結果、公式アプリユーザーの73.5%が、クーポンの有無や内容により、当初予定していた行動を変更したことがわかったという。

 具体的には、「単品から、クーポン対象のセット製品に変更したことがある」人は32.2%、「店に行く日を、クーポンが利用できる期間まで延期したことがある」人は31.0%、「同じジャンルで、クーポン対象商品に切り替えたことがある」人は28.0%、「クーポン内容を比較し、同業他社の店に変更したことがある」人は22.9%という結果だった。

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