“ねとめし”の認知率「ラピュタパン」が4割で最多--生協が調査

 日本生活協同組合連合会は6月9日、「料理とお弁当に関する調査」の調査結果(PDF)を公開した。同調査は、ネットエイジアの協力のもと、週に1日以上自宅で料理をする20歳~49歳の男女を対象に、5月2~8日の7日間で実施された。ここでは、その中から「レシピ探しとインターネット」の調査結果を紹介する。有効サンプルは1000人。

 まず、レシピを調べるために普段どのようなものを利用しているか聞いたところ、「レシピサイト」が57.8%で最多となった。次いで「料理本・レシピ本」の43.1%、「スマホのレシピアプリ」の24.3%となり、レシピの検索ツールとしてスマートフォンアプリが存在感を高める結果となった。さらに、「母・義母に教わる」が22.8%、「テレビの料理コーナー、料理番組」が22.7%、「雑誌の料理ページ」が21.6%と続いた。


 最近では、文字としてレシピを紹介するだけでなく、実際に調理している様子を撮影した“料理動画”が、インターネット上に投稿されている。そこで、料理動画に関する意識について質問した。

 「料理動画を視聴しながら料理をすると楽しそうだと思う」という問いには、38.2%が「そう思う」(「非常にそう思う」、「ややそう思う」、以下同様)と回答。さらに「今後、YouTubeなどで料理動画を視聴したい」という問いには、43.2%が「そう思う」と答えた。


 「今後、料理動画はレシピ検索の主流になっていくと思う」という問いには、47.3%が「そう思う」と回答。「自分もYouTubeなどに料理動画を投稿してみたい」という問いに対して、「そう思う」は15%にとどまっているが、性年代別にみると、20代男性が21.7%で5人に1人、30代男性では25.2%と4人に1人が投稿の意思を示した。


 さらに、「料理動画の普及は、“女子力男子”の増加につながると思う」では、「そう思う」が51.9%となり、40代女性では58.1%と約6割になった。


“ねとめし”の認知率、最多は「ラピュタパン」

 インターネット上で話題になったレシピのことを“ねとめし”と定義し、ねとめしをいくつかピックアップして、認知率や作った経験について調べたところ、「桃モッツァレラ」(桃とモッツァレラチーズを合わせ、塩こしょうなどで味付けしたもの)が19.1%、「焼きヨーグルト」(水切りしたヨーグルトをトースターで焼き、冷やして固めたもの)が20.2%と、ともに2割という結果になった。

 米国の定番メニューとして、日本でも話題になりつつある「ベーコンスイーツ」(チョコレートやドーナツなどに、ベーコンを合わせたもの)の認知率も18.9%と約2割。自宅で手軽に生パスタの食感を再現できる「生パスタ風パスタ」(乾燥パスタを水に1時間以上浸けた後1~2分茹でることで、生パスタに近い食感にしたもの)は32%と、桃モッツァレラや焼きヨーグルトよりも高い結果になった。


 スタジオジブリ作品「天空の城ラピュタ」に登場するパンを再現した「ラピュタパン」(食パンにマヨネーズで枠を作り、その中に生卵を入れてオーブンで焼いたもの)の認知率は41.4%で、調査した中では最も高い割合となった。

 続いて、作った経験のある割合についてみると、「桃モッツァレラ」と「焼きヨーグルト」はともに3.0%、「ベーコンスイーツ」は3.2%と、いずれも同程度の割合となった。「生パスタ風パスタ」は7.6%と少し上がったが、「ラピュタパン」が12.9%と最も多く、8人に1人がラピュタパンを作った経験があることがわかった。

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