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マーケティング自動化(前編)--誕生は必然

尾花 淳(2BC) 吉澤亨史 山田竜司 (編集部)2015年05月20日 07時00分
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 システムの運用だけでなく、攻めのITに投資したい――IT部門も、売り上げを伸ばすようなビジネス的な側面が要求されつつある。その解の一つがマーケティング関連ソフトなどの導入に際し、売り上げの増大に寄与することだ。2014年ごろからマーケティングオートメーション(MA)は、具体的に売り上げを上げるアプリケーションとして、注目を集めている。

 こうした状況を鑑み、朝日インタラクティブではMAに関する座談会が開催した。ZDNet Japanで「求められるマーケティングの自動化」連載する2BCの尾花淳氏の呼びかけにより、MAで大きなシェアを持つベンダー5社(日本オラクルやシナジーマーケティング、シャノン、セールスフォース、マルケト)が集まり取材に応じた。尾花氏を含む総勢6人が、MAの現状から今後について会社の代表として、あるいは個人として意見を交わした。

 この座談会では、マーケティングオートメーションの定義として、顧客関係管理(CRM)や営業支援(SFA)、メール配信、ウェブサイト用コンテンツ管理(CMS)、ウェブアクセス解析、ソーシャルメディア、EC、広告管理などの関連ツールが一元化されているものと表現している。

 機能としては(1)見込み客/顧客管理機能、(2)ウェブページとフォームの作成/設置機能、(3)Eメール配信機能。(4)ソーシャルメディアモニタリングと投稿機能、(5)ウェブ閲覧履歴やメール購読状況に応じた自動アクション機能、(6)SFAやCRMとの連携機能、(7)策統合管理・レポーティング機能 などを挙げている

「マーケティングオートメーション」の急上昇


2BC 代表取締役 尾花淳氏

尾花氏 MAベンダー同士が一堂に会して話をしているのはあまりないことだと思います。皆さんはある意味このマーケットを伸ばしていく運命共同体というか、仲間でもあると思っていますので、今日はこのマーケットに携わる一個人としての発言と、各社プロダクトを率いている立場での発言を適宜織り交ぜながらご発言いただければと思います。

 MAが日本に根付くかというよりは、根付かせるためにどうするか。マーケティングをテクノロジの進化でどう進化させていくか、あるいはそれを、具体的に言えばMAのユーザーたる企業がそのテクノロジの進化をマーケティングの面でどう享受するか、あるいは享受させるためにここにいるメンバーができることをうかがえればと考えています。

 私はおもにマーケティングオートメーションツールの導入や運用などに携わっている2BCで代表をしている尾花です。われわれはBtoBマーケティングツールの上のレイヤでいかに使いこなすかというところをビジネスにしています。ツールベンダーの中ではニュートラルという立場で議事を進行をさせていただきます。

岡本氏 シナジーマーケティングの岡本です。BtoBマーケティング向けのSaaSソフト「Synergy!LEAD」のプロダクトマネージャー担当しています。その一方で、マーケティングシステム市場全般の市場調査も担当しています。プロダクトマネージャーと市場調査担当の2つの立場からお話ができればと思っています。


日本オラクル クラウドアプリケーション事業統括 事業開発部 シニアマネージャー 東裕紀央氏

東氏 日本オラクルのクラウドアプリケーション事業開発部門におります、東です。私はプロダクトマーケティング担当です。SaaS型のBtoB向けマーケティングオートメーション「Eloqua」などの製品をどのように日本市場に展開していくかの戦略を考えたり、パートナーとのソリューション開発、イベント企画などを担当しております。

笹氏 セールスフォース・ドットコムの笹です。マーケティングクラウド本部でリーダーをやっています。2014年の6月にこの部署を再立ち上げするということで担当することになりました。今はソーシャル系のプロダクトと、SaaSのマーケティングオートメション「ExactTarget」というの2つのソリューションを持っています。

福田氏 マルケトの福田と申します。SaaS型マーケティングオートメーション「Marketo」を、 顧客一人ひとりに合わせた長期の関係を構築できる“エンゲージメントマーケティング”の基盤として提供しています。

中村氏 シャノンの中村と申します。会社としては古く2000年からやっておりまして、イベント、セミナーから今は範囲を広げてマーケティングオートメーションや統合環境を持つSaaS「シャノン マーケティングプラットフォーム」を提供しています。また、周辺のコンサルティングや導入サービスなど、人をたくさん抱えているというタイプです。

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