トップを走り続けているGoProに追いつき、追い越そうという激しい競争がここ数年続いている。そんななかソニーの「FDR-X1000V」が持つ機能とパフォーマンスによって均衡が破られるかもしれない。
このソニー製品の価格は499.99ドル(オーストラリアでは599豪ドル、英国では359ポンド)であり、GoProの「HERO4 Black」と(少なくとも米国では)同じ価格となっている。ソニーのベーシックな「アクションカム」パッケージにはFDR-X1000Vとウォータープルーフケース、接着式マウント、Micro USBケーブルが同梱されている。
米国ではさらに100ドル追加すれば、FDR-X1000V用の「ライブビューリモコン」がついたパッケージを入手することもできる。このリモコンを腕に装着すれば、搭載されている小さなカラー画面でライブビューを確認でき、手元から録画の制御もできるようになる。
ソニーの従来のアクションカム製品になじみがあるのであれば、FDR-X1000Vのデザインに驚きはないはずだ。カメラはすっきりしたシンプルなボディに収納されており、底面は平らになっているため、何らのサポートなしに(防水ケースから出しても)自立するようになっている。三脚用のマウントと外部マイク入力端子は底面に配置されている。
この最新製品は、アクションカムの前世代の製品「HDR-AS100V」と同様に、IPX4準拠の防滴仕様となっている。テスト中に意図せずに(要するに誤って)コップに入っていた水をぶちまけてしまった際には、この仕様は特にありがたく感じた。
また、ウォータープルーフケースも同梱されているため、FDR-X1000Vを持って深さ10m(33フィート)まで潜ることができる。本格的なダイビングを楽しみたい人向けに、フロントパネルが平らになっている「ダイブドア」が別途販売されている。これを使えば深さ60m(197フィート)まで潜れるようになる。
本体前面にはf/2.8で視野角が170度のZEISSテッサーレンズが配置されており、興奮をあまさず記録できる。なお、手ぶれ補正機能を有効にした場合の視野角は120度になる。この機能の有無がGoPro製品との差を際立たせている。搭載されている手ぶれ補正機能によってカメラのぶれが相殺されるのだ。FDR-X1000Vでは、ドローン搭載時を含むさまざまな周期の振動を吸収できるようになっている。
ステレオマイクはレンズのすぐ下に配されており、メニューから風きり音ノイズ低減機能も有効化できる。
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