ソニーのアクションカム「HDR-AS100V」レビュー--GoProの牙城を切り崩せるか

Lexy Savvides (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2014年07月25日 07時30分

 アクションカメラやスポーツカメラの世界では、何年もの間、ゴリアテ的存在であるGoProに、ダビデになろうとする多くの企業が挑みかかっている。

 ContourやDrift、iONは、それぞれニッチ市場を開拓しようとしたが、ソニーは同社のアクションカメラでGoProのよろいに大きなへこみをつけようとしている。

 GoProの四角い形から離れて、ショットガンスタイルのデザインを採用した「AS100V」と呼ばれるこのソニーの最新モデルは、従来モデルから多くの外見的特徴を受け継いでいる。

 前モデルと基本的に同じ形を持っているということは、機種変更をする場合でも、既存のアクセサリの多くはそのまま使えることを意味する。

 従来の2つのモデルはどちらもブラックだったが、ソニーは今回、AS100VRをホワイトにすることで、ほかのアクションカメラとの区別がつきやすくした。

 デザインのほかに、今回ボディは追加のケースや保護がない状態でも防滴(IPX4)になっている。付属のプラスチックケースを使用すれば、水深5mまでの防水性も得られる。

 レンズは従来モデルから大きく変更され、170度の視野角を持つ、新しいf/2.8のZeiss「テッサー」レンズを採用している。従来モデルと同じで、AS100Vが170度の視野全体を撮影できるのは、「SteadyShot」と呼ばれる手ぶれ補正機能をオフにしている場合だけだ。手ぶれ補正を使用している場合、視野角は120度まで減少する。

 レンズの後ろには、13.5メガピクセルの1/2.3型「Exmor R」センサが収まっており、静止画記録モードでは13.5メガピクセルの写真を、インターバル静止画記録モード(撮影間隔は1秒、2秒、5秒、10秒、30秒、60秒のいずれか)では2メガピクセルの写真を撮影できる。

 利用できる接続方法については、Wi-Fiで接続する「Android」スマートフォンをNFCを使用して1タッチで設定できるほか、底部のふたを開けたところに、micro HDMIポート、micro USB、電源/マイク兼用ジャックが収められている。内蔵GPSで位置データを記録し、「PlayMemories Home」ソフトウェアを使って動画にオーバーレイすることも可能だ。

 ファームウェアをアップデートすれば(MacおよびWindows)、AS100Vから直接Ustreamにライブストリーミングすることもできる。ファームウェアアップデートで追加されるほかの機能には、高速連写やセルフ撮影もある。

提供:Lexy Savvides/CNET
新しいのはどちらだろうか。AS100V(上)と、このアクションカメラの初代であるAS15V(下)を並べてみた。
提供:Lexy Savvides/CNET

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