Googleが現在、インドの新興企業InMobiと買収交渉を行っていると、The India Timesが米国時間3月10日、交渉について知っていると主張する人物の言葉を引用して報じた。交渉は間もなくデューデリジェンス(投資先調査)の段階に入るといい、そうなればGoogleはInMobiの事業をさらに詳細に調べて経営分析を行うことができる。この段階で、買収の可否が明らかになる可能性がある。
GoogleとInMobiにコメントを求めたが、いずれも今のところは回答がない。
InMobiは、インドで増えつつある優れた新興企業の1つだ。2007年に創設された同社は、当初はmKhojという別の社名でモバイル検索を手がけていた。しかし共同創設者たちはすぐに方針を変え、社名を一新してモバイル広告企業に転向した。現在は、「iOS」「Android」「Windows Phone」の各オペレーティングシステム(OS)を搭載したさまざまなデバイスにおけるモバイル広告を、企業から消費者に対して配信している。同社によると、世界での1カ月あたりの広告インプレッション数は1380億、月間アクティブユーザー数は10億人を目指しているという。
GoogleがInMobiに買収を検討するほどの魅力を感じた理由は不明だが、Googleがモバイル広告サービスを強化する必要があることは、広く認識されている。世界での広告支出は、依然として同社が支配する従来型のオンライン広告と検索広告が圧倒的なシェアを占めているが、今後はモバイル広告が急増するとみられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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