以下のサンプル動画は、Prime Xを使って、1080pの60fpsで、最高画質に設定して撮影したものだ。(2:30までは音声が入っていないので、スピーカーの音量には注意してほしい)GoProの「HERO4 Black」や「HERO4 Silver」、最近のソニーの「アクションカム」シリーズのような超高ビットレートは使用できないが、Prime Xの25Mbpsの動画は、さまざまな点(価格も含めて)を考慮に入れれば十分に高品質だ。
デフォルト設定では、発色もよく露出の変化にもスムーズに対応できる。撮影した動画に満足できない場合は、設定を調整することもできる。
撮影した動画は、(特に画面の近くで見る場合は)小さい画面で見るのに適している。これは、このカテゴリの多くのカメラに言えることだ。Prime Xで撮影した動画を、スマートフォンやタブレットなどのデバイスで見るのであれば、十分に満足できるだろう。
大きなディスプレイで見る場合は、画面の動きや圧縮によるノイズが目立ちやすく、数フィート以上遠くのものはつぶれて見えるため、少し離れて見た方がいい。
内蔵マイクで録音される音声の品質にはばらつきがある。静かな環境ではそれなりだが、屋外の街路などではあまりよい音はとれない。実際問題として、アクションカメラの内蔵カメラは(特に防水のものは)一般にあまり音質がよくない。また、多くの場合はどのみち撮影した映像に音楽を重ねてしまうはずだ。音声が重要な場合は、外付けマイクを接続した方がいいだろう。Prime Xの場合はアダプタを使って外付けマイクを接続できる。
Replay XDのPrime Xと同じ価格帯には、GoProの「HERO3+ Silver」とソニーの「アクションカム ミニ」という2つの強力なライバルがいる。Prime Xの動画品質はHERO3+ Silverと同じ、あるいはHERO3+ Silverよりもやや優れており、デザインでは上回っている。アクションカム ミニの動画品質はPrime Xよりもやや上であり、いくつかPrime Xにはない機能もあるが(電子式手ぶれ補正、交換可能なバッテリ、手首に装着する無線ディスプレイ)、Prime Xにしかない設定もあり、アクションカムはカメラを直接操作して設定を変更することもできない。結局のところ、どれを選ぶべきかは、機能やデザインに対するニーズによって判断すべきだろう。しかし、その検討対象のカメラには、必ずこのPrime Xを含めるべきだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手