アクションカメラは数多く出回っているが、プロフェッショナル向けの機能を提供しているものはほとんどない。Replay XDは「Prime X」でこれを実現した。すべてはレンズから始まっている。
このf2.7のレンズ(映像製作会社向けに言えばT2.8)「Hyperion CinePrime X」は、140度の視野角を持っている。このレンズはこのカメラ専用に設計されたもので、非球面の、反射防止コーティングされた、オールガラスレンズを使っており、これには色収差を抑えるための特別な低分散レンズも含まれる。交換可能な耐衝撃ガラス製のレンズカバーが、全体を保護している。
レンズの奥には2.3分の1インチ16メガピクセルCMOSセンサがあり、同社によればこのセンサは先代モデルと比べて消費電力が33%低く、感度とダイナミックレンジも向上している。このセンサでは、1080pで60fps、720pで120fpsまで撮影可能であり、24fpsと48fpsのデジタルシネマ用設定も用意されている。
さて、GoProのカメラとどちらが上かということ以外に興味がない人にとっては、このように仕様を列挙されてもあまり意味はないだろう。しかし、その質問に対する答えはニーズによって異なり、イエスやノーで簡単に答えることはできない。ただ、Prime Xの機能とデザインは、300ドルという価格を考えれば、非常に優れているということだけは明言できる。
円筒状のアルミニウムボディのサイズは円の直径が30mm、長さは99mmで、重さはわずか99gしかない。これは米国の25セント硬貨を縦に積んだものとほぼ同じサイズだが、重さはその半分未満だ。サイズが小さいため、他のカメラでは無理な場所でも、このカメラなら取り付けられる場合がある。
落下やものに当たった場合の衝撃にも強く、取り外し可能なレンズカバーがあるため、間違って傷を付けてしまう心配もない。また、後ろのキャップを回してしっかり締めて、Micro-HDMIポート、Mini-USBポート、microSDXCスロットをカバーしている状態であれば、特別なケースなしでも水深3メートルまでの防水機能を持っている。さらにダイビング用のケースを使えば、水深60メートルまで耐えられる。
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