このデザインの一番の問題は、このカメラ単体では他のものに固定する方法がなく、タイラップやダクトテープを使う必要があることだ。また、アルミボディがヒートシンクとしての役割を果たしてしまうため、長時間使っていると加熱してしまう場合がある(ただし、それでカメラの性能が影響を受けることはないようだ)。
Replay XDはカメラのボディの周りを締め付けるプラスチックの筒状の固定具を用意している。この固定具の下には2つのツメがあり、同社が提供している「SnapTray」に固定することができる。この固定具の上にある矢印を、カメラ本体に刻まれているマークに合わせれば、たとえば上下逆にカメラを付けるような場合でも、Prime Xを回して正しい向きにすることができる。SnapTrayにロックしてしまえば、カメラは回転しなくなるので、撮影中に突然カメラが回って画面の方向が逆になってしまうような心配はない。
Prime Xには多くのアクセサリが付属しており(最近見た中ではもっとも付属品が充実しているカメラの1つだ)、これには粘着用の2つのSnapTray(曲面のものと平面のもの)と、3M製の予備粘着パッド1つが含まれている。また、三脚マウントが付いたSnapTrayも付属している。SnapTrayを取り付けるマウントには、もっとも取り付け位置を低くできる「LowBoy」マウントと、カメラを上下に角度を変えられるマウントが用意されている。
さらに、4GバイトのmicroSDHCカード(128Gバイトまでのカードに対応)、マイクロファイバー製のカメラポーチ、Mini-USBケーブル、内蔵マイクの上に貼ってウィンドノイズを低減するためのシール、印刷されたマニュアル、すべてを入れられる保管用のナイロンケースが同梱されている。
また、内蔵の1700mAhバッテリは、1回の充電で最大3.5時間まで連続撮影できる。Replay XDの担当者によれば、このバッテリ持続時間は720p/60fpsで撮影したときのもので、1080p/60fpsでは2.5時間から3時間撮影可能だという。
筆者のテストでは、1080p/60fpsで1時間45分撮影できたが、このときのビットレートは最高のPrime Xで設定できる最高品質の25Mbpsだった。それでもこれは、カメラのサイズが小さいことを考えれば悪い数字ではない。ただし、バッテリは内蔵タイプであるため、バッテリがなくなってしまった場合、撮影を継続するには、再充電するか、外部バッテリに接続するか、電源ケーブルに接続する必要がある。
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