DellのVenue 8 7000には、Intelの「Atom Z3580」2.3GHzクアッドコアCPU、Imaginationの「PowerVR G6430」GPU、2GバイトのRAM、Bluetooth 4.0、16Gバイトの内蔵ストレージ、512Gバイトまで拡張可能なmicroSDカードスロットが搭載されている。
Venue 8 7000は、Googleの「Nexus 9」やNVIDIAのSHIELDなどには性能で劣るものの、使用感はスムーズで応答性も高い。ウェブ閲覧、動画のストリーミング、シンプルなモバイルゲームなどの基本的な作業については、まったく問題なく使える。大きなゲームやアプリの読み込みも比較的高速だが、最高水準のNVIDIA製CPUを搭載した、前述のいくつかの競合Androidタブレットに比べれば劣る。
Venue 8 7000は大抵の場合は問題なく動作したが、気に障る程度には頻繁にラグが発生した(特に、アプリのダウンロードや画面の方向切替の時など)。また、このタブレットを長い間使っていると、背面が熱くなり始める。
デバイス | CPU | GPU | RAM | テストしたOS |
---|---|---|---|---|
Dell Venue 8 7000 | 2.3GHzクアッドコア Intel Atom Z3580 | PowerVR G6430 | 2Gバイト | Android 4.4 |
サムスン GALAXY Tab S 8.4 | Exynos 5 Octa 5420 (1.9GHzクアッドコアCortex-A15+1.3GHzクアッドコア「Cortex-A7」) | Mali-T628 MP6 | 3Gバイト | Android 4.4 |
NVIDIA SHIELD | NVIDIA Tegra K1 2.2GHzクアッドコアCortex-A15 | ULP GeForce Kepler | 2Gバイト | Android 5.0 |
Apple iPad Air 2 | Apple A8X | - | 2Gバイト | iOS8 |
Graphics Score
Physics Score
8.4インチのOLEDスクリーンは、2560×1600ピクセルの解像度を誇り、ピクセル密度は361ppiだ。HDコンテンツの表示はシャープでクリアであり、色の範囲も広く鮮やかだ。GALAXY Tab S 8.4と並べて比較すると、GALAXY Tab Sは緑と青の彩度が強く、深い黒はコントラストの大きな画面を作るのに貢献しているが、コントラスト比が低いVenue 8 7000は細部がより詳しく見えた。
前面のステレオスピーカは、あらかじめ用意されている「MaxxAudio Waves」アプリによって強化されている。このアプリにはミュージック、ムービー、ボーカル、ゲームなどのオプションが用意されており、これらのプリセットを利用するとオーディオの品質が大きく向上する。しかし、多くのタブレット用スピーカと同じく、スピーカとしての品質は高いとは言えない。最大ボリュームでは高音ノイズは安っぽく聞こえるし、ヒップホップ好きであれば低音が足りないことを不満に思うはずだ。
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