ソニーは「Xperia Z3」シリーズとして、いくつかのデバイスを発売している。今提供されているのは、主力の5.2インチスマートフォン「Z3」、4.6インチの「Z3 Compact」、8インチの「Z3 Tablet Compact」だ。ソニーから8インチのデバイスが発売されるのは初めてのことで、防水機能を持つ洗練された10インチタブレット「Xperia Z2 Tablet」は気に入っているが、通勤通学時に使うには少し大きすぎると思っていたユーザーなら、このモデルに魅力を感じるだろう。
Z3 Tablet Compactは、兄弟デバイスと同じく極薄で、完全防水だ。ディスプレイはフルHDで、最新の「Android 4.4.4 KitKat」、2.5GHzのクアッドコアプロセッサ、8メガピクセルカメラを搭載している。
ここまでは、標準的なAndroidタブレットの仕様だと言えるだろう。Z3 Tablet Compactの最大の特徴は、「PlayStation 4」のディスプレイとして使えるリモートプレイ機能を持っていることだ。ゲームの処理はすべてPS4本体で行われるが、ゲーム内容をこのタブレットにストリーミングできるため、たとえば「Destiny」「The Last of Us」「Titanfall」などの有名なゲームを、ベッドやトイレの中でもこのタブレットでプレイできる。
英国での価格は、16GバイトのWi-Fiのみモデルが299ポンドだ。また、32GバイトのWi-Fiのみモデルは349ポンド、16Gバイトの4G LTEモデルは399ポンドとなっている。(編集部注:日本での価格は16Gバイトモデルが4万3500円、32Gバイトモデルが4万9500円)。
Z3 Tablet Compactのデザインは、なかなかのものだ。その引き締まったホワイトのデザインはさっぱりとしており、非常に薄い。正確には、厚さは6.4mmだ。そのスレンダーなサイズは、見た目もよく、持ち心地もいい(これには、背面の触り心地がソフトなつや消しコーティングも寄与している)が、壊れやすそうでもある。ソファに座るときには、この上に座ってしまわないように気をつけるべきだろう。
画面のアスペクト比は16:9で、かなり縦に長めになっている。これに対し「iPad mini」のアスペクト比は4:3で、こちらの方が正方形に近い。このサイズは、横向きにして映画を見るのには向いており、画面の上下に黒い帯が表示されることはない。全体的に細長くなっているため、ポケットには入れやすいが、上下にある枠の幅が大きいため、ジーンズのポケットに入れるにはやや長すぎる。
ほかのZ3シリーズのデバイス(およびZ2 Tablet)と同じく、Z3 Tablet Compactも完全防水になっている。このため、リビングルームでこのデバイスにコーヒーをこぼしてしまっても大丈夫だ。泡風呂にゆっくり浸かりながらNetflixで動画を見ることもできるし、水中に落としてしまっても故障することはない。
その薄い側面には、3.5mmのヘッドホンジャック、充電ポート(底側面の防水フラップの下にある)、microSDカードスロット(やはりフラップの下にある)が配置されている。4G LTEモデルを選択した場合には、microSDカードの横に、SIMカードを入れるスペースもある。
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