2014年Q4タブレット市場、出荷台数が初の前年同期比減--IDC

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2015年02月03日 11時11分

 IDCによると、不安定なタブレット市場で出荷台数が2014年第4四半期、前年同期比で初めて減少したという。

 IDCによると、減少率はわずか3.2%だが、タブレット市場が2010年に誕生して以来、2014年第4四半期は最も困難な四半期だったという。一方で、2014年通年の出荷台数はわずか4%強ではあるが前年比で増加し、2億2960万台に達した。

 タブレット市場のリーダーであるAppleとサムスンも2014年の市場鈍化の影響を逃れることはできず、両社の出荷台数はいずれも前年同期比で減少したという。Appleとサムスンは毎年、タブレット市場を前進させる役割を担っているとIDCは述べた。

 IDCのシニアアナリストで、タブレット市場の四半期調査結果の分析を担当するJitesh Ubrani氏は、「Appleは旧モデルの販売を継続し、エントリ価格を249ドルに下げることで、『iPad』ラインアップを拡充したが、iPadの売り上げを加速させるには不十分だった。なぜなら、新型『iPhone』の発売が大きな興奮を呼び起こしたからだ。一方で、サムスンの苦闘も続いた。中価格帯と高価格帯の『Android』タブレットは今日のタブレット市場には適していないことを低価格ベンダー各社が急速に証明しつつあるからだ」と述べた。


提供:IDC

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]