「OS X Yosemite」と「iOS 8」
Appleは2014年、モバイルOSとデスクトップOSをアップデートした。スマートフォンとタブレット向けにシンプルにデザインされたiOS 8が9月に、デスクトップとノートブック向けのソフトウェアOS X Yosemiteが10月に、それぞれ公開されている。
これらの新OSは、Appleデバイス同士がより緊密に連携できるように開発されており、ユーザーは異なるAppleデバイスを使って同じプロジェクトにアクセスし、更新することができるほか、ファイルの共有も可能で、スマートフォン、タブレット、ノートブックを使って「iMessage」テキストや電話に応答することもできる。
iOS 8は、デザイン責任者のJony Ive氏と新しいソフトウェア責任者のCraig Federighi氏の指揮下で開発された2つめのiOSメジャーリリースだ。Cook氏は2012年、iOSの前責任者のScott Forstall氏を解雇した。その理由の1つは、Forstall氏がAppleの「Maps」公開時の失敗について責任を取ろうとしなかったことだ。
iOS 8に対するアップデートが原因で一部のiPhoneユーザーがセルラーサービスに接続できなくなる障害が発生したが、そのアップデートはすぐに撤回され、数日後に新しいソフトウェアがリリースされた。
写真は、6月に開催されたAppleのWorldwide Developers ConferenceでiOS 8を披露するAppleソフトウェア責任者Federighi氏(左)とCEOのCook氏。
提供: <span>Getty Images</span>