「iPhone 6 Plus」と「iPhone 6」はここが違う--分解で明らかになった内部の相違点

Bill Detwiler (TechRepublic) 翻訳校正: 川村インターナショナル2014年11月28日 07時30分

 「iPhone 6 Plus」は、外側からは「iPhone 6」を大型化しただけの端末のように見えるが、内部のハードウェアは異なる。両端末は非常によく似ているものの、決して同じものではない。

 「iPhone 6 Plus」の分解の様子や内部コンポーネントの画像は、こちらの記事でより詳しく見ることができる。まずは、そちらを見てもらいたい。

分解によって判明したこと

  • ホームボタンのケーブルの配置変更によって修理が以前より容易に:幸い、iPhone 6 Plusの分解の手順はiPhone 6と同じである。つまり、旧モデルのiPhoneより分解しやすいということだ。それでも、特殊なねじ回しを使って下側面の2本のペンタローブネジを外す必要はあるが、Appleがホームボタンのリボンケーブルの配置を変えたために、前面パネルを開く際にリボンケーブルを切ってしまわないか心配する必要がなくなった。
  • iPhone 6と非常に似ているが、全く同じではない:内部ハードウェアの配置は、全体的にはiPhone 6と同じだ。スピーカーと「Lightning」コネクタのアセンブリが下部、バッテリが左側、マザーボードが右側、カメラアセンブリが上部にそれぞれ配置されている。前面パネルには、ディスプレイ、前面カメラとセンサ、受話器スピーカー、ホームボタンが取り付けられている。スクリーンの裏側には新しい金属製プレートもある。
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    提供:Bill Detwiler/TechRepublic
  • システムボードは異なる:iPhone 6 Plusのシステムボードは旧型iPhoneと異なるだけでなく、iPhone 6のボードとも違う。残念ながら、2つのボードには1つ共通点があり、iPhoneのチップの大半を覆う金属製シールドが半田付けされている。
  • バイブレータ機構が異なる:iPhone 6 PlusとiPhone 6のバイブレータ機構は別物で、それぞれ異なる位置に配置されている。
  • 外部スピーカーも異なる:外部スピーカーも同じではない。
  • バッテリ容量が大幅に多い:iPhone 6 Plusの11.1Whのバッテリは、iPhone 6の6.91Whのバッテリよりはるかに大容量だ。
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提供: Bill Detwiler/TechRepublic

見た目で中身を判断してはいけない

 iPhone 6と同様に、iPhone 6 Plusも外側だけを見ていたのでは、内側に潜む非常に興味深く重要な設計面の変更を見落としてしまう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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