Facebookの共同創設者で最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏は、広告収入型の無料サービスはユーザーを商品化しているとする、AppleのCEOであるTim Cook氏の主張には反対のようだ。
Zuckerberg氏は、米国時間12月4日に掲載されたTIMEの特集記事の中で、「ますます多くの人々が、広告ビジネスモデルは顧客とは認識がずれていると考える傾向にあるらしいことにいらだちを覚えている」と述べた。「まったく愚かな考え方だ。Appleにお金を支払っているからAppleとは認識が一致していると、人々は考えるのだろうか。人々とAppleの認識が一致しているというのならば、Appleは同社製品をもっと安くするはずだ」(Zuckerberg氏)
Cook氏は9月、Appleの「Privacy」ページに掲載された公開書簡の中で、「オンラインサービスが無料である場合、ユーザーは顧客ではない。ユーザーは商品である」と述べた。この書簡は、著名人のプライベートなヌード写真がAppleの「iCloud」アカウントから盗まれた事件を受けて生じた、プライバシーに関する懸念に対する、Appleの対応の一環だった。
AppleのPrivacyページでは、同社におけるユーザーデータの取り扱いに透明性をもたらそうともしている。「iAd」以外に広告に取り組むことに同社は関心がなく、その考え方に基づくビジネスモデルを確立していると、同社は主張した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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