Mark Zuckerberg氏は、Facebookを題材にしたアカデミー賞3部門受賞映画「ソーシャル・ネットワーク」について考えることに多くの時間を費やさない。同氏の頭の中を占めているのは他のことだ。
Zuckerberg氏は米国時間11月6日、カリフォルニア州メンローパークにあるFacebook本社で1時間にわたり開催されたQ&Aセッションで「(同映画を)意識しないようにしているという感じだ」と述べた。Zuckerberg氏が同セッションを開催したのは、Facebookユーザーからのフィードバックを得たいと考えたためで、同社が社内的に週次で開催している集会に似せて開催した。
2010年の作品である「ソーシャル・ネットワーク」は、Facebookの初期に焦点を当てており、Zuckerberg氏がハーバード大学の寮にいた頃からシリコンバレーに移った時期を描いている。Zuckerberg氏は、同映画の大半はフィクションだと述べた。
Zuckerberg氏は、「彼らは、多くのことを本当に傷つくような形で作り上げた」と述べた。
Zuckerberg氏は、Facebookユーザーからだけでなく近隣住人やゲストとして呼ばれた人たちからの質問にも答えた。
Zuckerberg氏はこの日、不満を募らせたユーザーからの質問にもうまく答えている。Facebookはモバイルユーザーに、プライベートメッセージを送信するための個別アプリ「Messenger」をダウンロードするよう最近になって求め始めたが、エチオピアにいる人物がその理由を尋ねた。かつてユーザーは、メインのFacebookアプリで同様の機能を使うことができていた。
Zuckerberg氏は「コミュニティーのみんなに新しいアプリのインストールを求めるのは、非常に無理を言っていることだと自覚している」と認めるとともに、この動きの背景には特定用途向けに開発されたアプリの人気が高いということがあると述べた。「これらのアプリは速く、メッセージングだけに注力している」(Zuckerberg氏)
またZuckerberg氏は、グレーのTシャツにジーンズという同じ格好をほぼいつもしている理由も質問された。その答えを簡単にいってしまえば、何を着るとか何を朝食に食べるかを考えるために時間を使うのは、エネルギーの無駄遣いだということのようだ。Zuckerberg氏は、Appleの共同創設者Steve Jobs氏など同じような考えを持つリーダーたちを引き合いに出した。Jobs氏は、自身のトレードマークともいえる黒のタートルネックにジーンズという格好で知られていた。
「このコミュニティーに尽くすことに全エネルギーを使いたいと本当に考えている」(Zuckerberg氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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