マイクロアド、CCCの店舗購買データを活用して広告配信へ

 マイクロアドとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の子会社であるCCCマーケティングは12月3日、業務提携したことを発表した。2015年1月より、マイクロアドが提供するDSP「MicroAd BLADE」において、CCCやCCCマーケティングが保有する実店舗の購買者データを用いた広告配信サービスを開始する。

 マイクロアドはこれまで、国内約6500万人の1日100億件を超える行動データを利用して、広告配信の最適化をしてきた。また、「MicroAd BLADE」は、国内外合わせて約9000社以上の広告主に導入されているという。一方、CCCとCCCマーケティングは、5000万ユーザーを超える共通ポイントサービス「Tポイント」のデータを活用したマーケティングを展開している。


新たに提供する広告配信サービスのイメージ

 今回、CCCとCCCマーケティングが保有する実店舗の購買から推計した志向性データや、ライフスタイルデータなどを「MicroAd BLADE」上で活用することで、これまでのウェブ行動データだけでは実現できなかったカテゴリを生成し、プライバシーに配慮した上で広告配信できるようになるとしている。

  • プライバシーにも配慮した形で配信する

 また、実店舗の購買から推計した志向性データとウェブの行動データを掛け合わせた配信が可能になるほか、広告主や代理店の要望に基づいた新たなカテゴリの生成にも取り組んでいくという。これにより、「コーヒーを嗜好している30代ビジネスマン」「自動車を所有または利用している40代男性」などターゲットを選定して広告配信できるようになるとしている。

 マイクロアドは、両社の協力体制のもと新サービスの開発や既存サービスの強化をすることで、2017年度までに売上高30億円を目指すとしている。また、両社は提携して進めるサービスを戦略的に展開するため、マイクロアドの子会社であるマイクロアドプラスへの資本参加など、さらなる提携強化についても検討しているという。

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