(編集部注:米CNETによる「Nexus Player」のレビューを前編と後編の2回に分けて翻訳して公開しています。前編は11月26日に公開されています)
「Windows」搭載PCや「Google Chrome」ブラウザを使った「タブキャスト」を試してみたところ、「Chromecast」を介した場合と同様にうまく機能した。ただ、ウェブページのロードは問題ないが、画質に関しては、パワフルなコンピュータと高速なネットワークを使っていてもしばしば基準を下回った。筆者は試しに「Amazon Instant Video」で映画「ハンガー・ゲーム」を視聴してみた。再生はできたものの画像はぼんやりしており、カメラが移動すると引っかかりやがたつきが見られた。一方、「Amazon Fire TV」や「Roku」の「Amazon」アプリで視聴した場合、何の問題もなく再生された。
携帯電話やタブレット向けの「Android」と同様、「Android TV」は「オープン」な製品であるため、開発者(正式な開発者であるかどうかにかかわらず)がGoogleよりも素早く動き、アプリを充実させる方法を見つけ出せる可能性がある。筆者はそういった初期のソリューションの1つであるChainfireの「Sideload Launcher」を試してみたが、互換性のあるアプリや、アプリをデバイス上に取得する方法は見つけられなかった。
アプリには、Android TVのメインメニューからだけでなく、「Google Play」ストアからもアクセスすることができる。これはもう1つのサイドロード、すなわち少なくとも「隠し機能」と言えるだろう。つまり、アプリがNexus Playerと互換性を有しているのであれば、このデバイスがGoogleアカウントと関連付けられている限りプッシュできるようになっている。米CNETが試してみたアプリのほとんどは互換性がなかった(Nexus Playerがグレイで表示されていた)。ただ、「Grand Theft Auto: San Andreas」だけはAndroid TVのインターフェース上には表示されていなかったものの、何の問題もなくダウンロードし、プレイできた。おそらくこれはもうすぐリリースされるのだろう。この件についてGoogleの関係者に尋ねてみたが、新たな情報は得られなかった。
しばらくすれば先進的なユーザー向けに、Google Playストアやその他の手段を通じてより多くのアプリを使用可能にするための裏技が数多く出てくるのは間違いない。しかし今のところ、Amazon Fire TVの方が優れたサイドロード機能を提供している。
筆者の知人のほとんどは現在、映画やテレビ番組、アルバムのレンタルや購入の際に「iTunes Store」かAmazonを使用している。ところであなたはGoogleが「Google Play Movies & TV」という独自サービスを提供しているのを知っていただろうか?また、「Google Music」はどうだろうか?こういったサービスは存在こそしているものの、ほとんどの人は使っていないのだ。
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