ベクトルは、動画制作の発注から納品までをオンラインで完結できるクラウドソーシングサービス「Video Times」を11月11日に開始した。 会社やサービスの紹介、ウェブ動画広告など、目的用途に応じたさまざまな動画を制作できるとしている。価格は30万円から。
クライアント側が制作したい動画の内容をフォームに入力すると、サービスに登録している100人以上のディレクターの中から要望に合う人がマッチングされる。その後、納品までの進行をオンラインで管理し、納品された動画の検収を終えたら代金を支払う。
10月30日に開始したコンテンツマーケティングのプラットフォーム「Native News Wire」との連携も想定。たとえば、記者発表会の様子を数分のレポート動画にまとめ、その動画をPR記事として露出させるとともにアドテクノロジで拡散させることで、情報を届けたいターゲットに効率的に動画視聴を促せるという。
また、同社傘下IR BANKが提供する、上場企業の社長が3分で語る動画サイト「IRTV(アイアールティービー)」とも連携し、個人投資家向けのIR動画制作もサポートしていく計画だ。
ベクトルは現在、動画やアドテクノロジを活用した新たなPR商品を積極的に展開している。10月1日にはマイクロアドとの共同出資により合弁会社ニューステクノロジーを設立し、戦略PRとアドテクノロジを融合した商品「BLADE PR」の提供を開始。また11月5日には、IR BANKとマイクロアドが共同で、個人投資家を配信対象としたIRサービス「インベスター・プレミアム・ターゲティング」を始めた。
なお、ベクトルは11月28日付で東証第1部または第2部に市場変更する予定。同社は2012年3月に東証マザーズへの上場を果たした。
◇ニュースの「動画+テキスト」化を予見
マイクロアドとベクトルが“アドテクPR商品”を展開--「動画ニュース時代」見据え
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