「Family Sharing(ファミリー共有)」によって、6人までの家族がユーザーアカウントを共有せずとも単一の決済アカウントで、「iBooks」や「iTunes」「App Store」からコンテンツやアプリを購入できるようになる。また、家族が持っているすべてのApple機器で写真や家族のカレンダーを共有することもできる。
そしておそらく最も素晴らしいのは、例えば家族の誰かがiTunesでアプリや書籍、楽曲を購入しようとした際に、保護者の承認が求められるという機能だろう。
保護者がファミリー共有を設定すると、家族全員がお互いのiBooks書籍やアプリ、楽曲に自分のApple機器からアクセスできるようになる。また、家族で共有できるフォトアルバムが設定され、写真や動画を共有できるとともに、お気に入りの思い出にコメントを付けられ、そういった変更が家族全員のApple機器間で同期されるようになる。
さらに、家族のカレンダーを共有できるようになるため、家族全員が各人のスケジュールを把握できるようになる。なお、家族に重要なイベントを告げておきたい場合には、リマインダーを使って通知することもできる。
Appleは6月の「World Wide Developers Conference」(WWDC)で新しい「Photos(写真)」アプリを披露したが、利用可能になるのは2015年以降だという。この新アプリを使うとApple機器の間で写真を共有できるようになる。また、スクロールの改善や、ピンチ操作によるコレクションや年別グループへのズームアウト、編集機能の追加なども約束されている。さらにiCloudによって、所有しているすべてのApple機器間で写真の共有と編集ができるようにもなる。
何度も繰り返し述べているが、一部のアプリや機能が大幅にアップグレードされていないのは残念だ。
「Launchpad」はデスクトップOSにiOSのデザイン要素を無理矢理押し込んだように見えるという点については、「Mavericks」をレビューした際にも述べている。筆者は「Dock」にアプリケーションフォルダを追加し、クリック1つで同フォルダ内のアイコンがポップアップするようにしている。これとLaunchpadとの違いがよく分からないのだ。公正を期すために書いておくが、Launchpadは独自の検索フィールドを提供しているため、必要なアプリを迅速に呼び出せるようになっている。それでも同じことを行うために複数の方法を用意する必要があるとは思えない。
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