バズーは10月10日、20階建て以上の“超高層マンション”の住人を対象とした、同一マンション内で自由取引き(フリマ)ができるスマートフォン向けサービス「雅 MIYABI」α版を公開した。ウェブサイトで会員登録の申請を受け付け、審査に通った人のみを会員とする。2014年内に都内の超高層マンションを中心に1000件の会員登録を目指すとしている。
入会審査に通った住人は、サイトで最低一品目の出品登録をし、マンション内フリマに参加できる。商品購入時はサイトにおいてクレジット決済で仮払いし、出品者とサイト内のメッセージ機能を使って受け渡し方法を決める。受け渡し時に本決済をし、出品者と購入者で相互評価をした後に、運営側より出品者に商品代金が振り込まれる仕組みだ。なお、取引評価に応じて「雅安心ポイント」が付与され、ポイントが溜まったユーザーは会員グレードが上がり、サービス内で特典を受けられるという。
今後、潜在ニーズの掘り起こし施策として車、自転車、BBQセットなどの「シェアサービス」、子供のお迎え、ペット預かり、ハウスクリーニングなどの「お願い登録」、ゴルフやテニスなどのアクティビティ参加を促す「イベント登録」の機能などを追加する予定。2015年をめどに全国に展開し、“日本最大の超高層住人コミュニティサイト”を目指すという。
不動産経済研究所の調査によれば、現在の日本には超高層マンション住人が30万世帯おり、4年後には40万世帯に増加する見込み。バズーは、超高層マンションには快適な生活環境が提供されている一方で、住人には住んでみて初めて気づくニーズが多くあると指摘。それらを解決する手段は同じ住人同士が持ち合わせていると考えたという。
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