バズーは5月1日、「空き部屋を持った高齢者」と「親元を離れる学生」のマッチングを目的とした「下宿らうど」を開始した。このサービスでは、まず高齢者が有効活用したい空き部屋を登録し、その中から学生が部屋を探す。学生は自分が通う大学、キャンパスに近い部屋を一覧から選択できる。バズーは年内に100件のマッチングを目指す。
部屋を貸したい高齢者には、電話による入力サポートや登録代行をし、学生を受け入れた後のアフターフォローもするという。家賃支払いはクレジットカード決済とし、家賃滞納や払い忘れのリスクを下げる。なお、支払われた家賃の10%相当額をバズーが手数料として差し引く。
バズーは、少子高齢化や核家族化が進んだことで、高齢者を取り巻く問題が多様化していると指摘。また、日本学生支援機構の調査に触れ、奨学金を利用している学生が50%を超えていることを挙げる。下宿らうどを提供することで、高齢者の孤立化や将来に対する不安、学生の家賃負担への不安など、お互いがもつ問題の解決を図るとしている。
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