カードは紛失しやすく危険だ。人々が長い間、代替物を夢見たのも無理はない。だが、すべて失敗している。
Cook氏、なぜ上手くいかなかったのかを説明。
Cook氏「結局のところ、このことに取り組んだほとんどの人々は、自らの興味対象を中心としたビジネスモデルを作ることに注力することから始めており、ユーザー体験には注力していなかった。私たちはこのような問題が大好きだ。これこそAppleが得意とするものだ」
私たちは、まったく新しい決済処理方法を作り出した。それはApple Payだ。
どれほど早く簡単かお見せしたいとCook氏。
新しいプロセスを紹介する動画を上映。スマートフォンをタップして、「これだけだ!」
すごくクールだとCook氏。
これがApple PayだとCook氏。もっと詳しく紹介するためにEddy Cue氏を登壇させる。
Eddy Cue氏が登壇。
NFCについて語る。
NFCは、すべての非接触な決済方法の標準となっている。一方でTouchIDがある。また、新しいSecure Elementと呼ばれるチップを用意した。このチップは、iPhone 6に埋め込まれ、すべての情報をセキュアに保持する。Passbookですべてのクレジットカードを見ることができる。
Appleは、iTunesアカウントユーザーのクレジットカートやデビットカードの情報を既に多く持っている。記録されたこれらカードを使うことができる。カードを追加するには、iPhoneで写真を撮影し、銀行へ行って自分のカードということを証明してもらえれば、Passbookにすぐに追加される。
タッチするだけで支払ができるようになる。早くて簡単だ。
ソフトウェア、ハードウェアともにセキュリティを組み込んだ。デバイス固有のアカウントナンバーを作り、Secure Elementに保管する。
もしiPhoneを紛失したり、盗まれたりしても、Find My iPhoneを使って支払いをキャンセルできる。
カードがiPhone内に保存されているわけではないので、iPhoneを紛失してもカードを無効にする必要はない。
プライバシーについて語る。Appleはユーザーが何を購入したか、どこで購入したか、いくら支払ったか分からないようになっている。店員にはユーザーの名前、クレジットカード番号、セキュリティ番号が分からないようになっている。
これがApple PayだとCue氏。早くて安全、そして、プライベート。
米国ではAmex、Mastercard、Visaに対応。さらに6つの大手銀行などに対応。
米国では、既にモバイル決済に対応している22万の店舗で利用可能。Appleは他の小売業者とも協力している。Macy's、Walgreens、Duane Reade、Staples、Subway、McDonald'sなど。
そして、Disney。クリスマスまでに全DisneyストアやDisney Worldに導入予定。
ではオンラインはどうだろう。オンライン決済で支払われる金額は毎日10億ドルを超えている。処理方法は面倒だ。
Apple Payを使えばワンタッチで支払い可能だ。カード番号や住所の入力は不要だ。クレジットカード番号が店舗側に知れることはない。
Appleは、Targetのような素晴らしい小売りチェーンとも協力している。
GrouponはApple Payをアプリに統合している。Uberは新機能を用意している。Paneraは食べ物の注文を受け付けている。MLBではチケットの購入が可能だ。Open Tableの場合、協力しているレストランにてOpen Tableアプリを使うことでApple Payでの支払いが可能となる。
これらはApple Payを取り入れている多数のアプリのほんの一部だ。iOS 8ではAPIが用意されているため、より多くのアプリが利用できるようになる。
10月に米国でローンチ。
Cook氏、再登壇。
Apple Payは、物品購入の方法を永遠に変えるだろうとCook氏。
今日はもうお開きにしても良いほど発表をしてきた。iPhone 6やiPhone 6 Plus。Apple Payを使った新カテゴリのサービス。しかし、まだ終わりではない。さらに「One more thing」を用意しているとCook氏。
私たちは人々の生活を豊かにする製品を作ることが大好きだ。ハードウェアとソフトウェア、そしてサービスをシームレスに統合することを愛してやまないとCook氏。
全く新しい製品について、非常に懸命に取り組んできた。
この製品は、人々がそのカテゴリに期待するものを再定義すると信じている。
私は、今朝この製品を皆さんと共有できることを非常に嬉しくそして誇りに思う。Appleの新たな章だ。
お見せしよう、とCook氏。
ビデオを上映。
Apple Watchを発表。
Cook氏がウォッチを装着して登場。
Apple Watchは、われわれが作った中で最もパーソナルなデバイスだ。
われわれは世界最高のウォッチを作り上げた。正確で、国際標準時間と同期している。
カスタマイズも豊富だ。
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