ニールセンは8月26日、世界60の国と地域の消費者3万人以上を対象に実施した「Eコマースに関するグローバル調査」の結果を発表した。
調査によると、映画、ライブ、展覧会やスポーツの試合といったイベントのチケットと共に、旅行サービスが東南アジアで最も広く購入されている商品であることがわかった。
なかでもシンガポール人は、航空券やツアー・ホテル予約のオンライン購入意向が世界で最も高く、イベントチケットでも2位にランク入りした。シンガポール人の10人中約7人が今後6カ月の間にオンラインでの航空券購入(70%)とツアー・ホテル予約(69%)を予定している。
マレーシア人のオンライン購入意向も高く、ツアー・ホテル予約で2位、航空券とイベントチケットで3位となった。さらにタイの消費者の10人に約4人、またインドネシア、フィリピンとベトナムの消費者の約半数が航空券やツアー・ホテルをオンラインで購入する意向を示している。
この2年間でオンラインショッピングランキングの上位を占めるカテゴリは大きく入れ替わった。2012年に最もよくオンラインを通して購入されていたのはコンピュータ、ゲームソフト、携帯電話、衣料品やアクセサリだった。東南アジアの人々は現在もこれらのカテゴリを引き続き頻繁にオンライン上で「閲覧」はしているものの、閲覧から「購入」に至るのは、他のカテゴリのほうが多くなっている。
東南アジア地域全体で消費者はオンラインショッピングを楽しんでいるが、インドネシア、マレーシアとタイでは購入よりも閲覧のためにインターネットにアクセスする傾向がある。これに対し、オンラインで最もよく商品を購入するのはフィリピン、ベトナムとシンガポールだった。
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