Twitterが2014年中に、ユーザーがツイートから直接商品を簡単に購入できる仕組みを組み込もうとしているという。Re/codeが米国時間8月22日に報じた。
匿名の情報筋がRe/codeに語ったところによると、Twitterは「Buy」ボタンをツイートに組み込むため、決済サービスを手がけるStripeと提携しているという。
このボタンを使えば、ユーザーはTwitterを離れることなく、支払いと発送に関する情報を入力でき、企業側は、Stripeの決済システムを利用して、ツイート経由で製品を直接販売できることになる。
TwitterとStripeにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
Eコマースへの直接参入は、「Buy」ボタンに関するこれまでの報道を裏付けるものだ。6月には、ソーシャルEコマースサイトFancyが使用しているTwitterアカウントのツイートに、このボタンが表示されていた。TwitterがEコマースに参入したいと考えているとしても不思議ではない。熱心なユーザーからの注目を集めることができれば、マーケットプレイスとしての機能を果たすことで確実な収入源が手に入る可能性がある。
ソーシャルメディアを通じたショッピングはまだ始まったばかりだが、製品を売り込んで消費者の注目を獲得するための新たなチャネルを求めるブランドの間で、関心は高まっている。インターネット最大の小売業者Amazonは、すでにTwitterを通じたEコマースの可能性を試行している。ユーザーが商品リンクを含むツイートに「#AmazonCart」(日本語版では「#アマゾンポチ」)というハッシュタグを付けて返信すると、Amazonのショッピングカートに製品を追加できるというものだ。
その他のソーシャルメディアサイトも買い物客を当て込んでいる。ファッション中心のPolyvoreは、以前からブランドを取り込んだサイトを展開しており、Facebookも広告に「Buy」ボタンを埋め込む機能をテストするなど、Eコマースに取り組むさまざまな方法を試している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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