オンライン広告ネットワークを運営するChitikaのレポートによると、Appleの「iPhone」は引き続き、北米におけるスマートフォンのウェブトラフィック量でサムスンの携帯電話を上回っている。
Chitikaが米国時間8月4日に公開した最新データにおいて、Appleは7月の米国とカナダにおけるスマートフォンのウェブトラフィック全体の52.3%を占めた。数字は2014年2月からわずかに減少した。同じ時期、サムスンは1.2ポイント増の26.4%で、Appleのおよそ半分を占めた。
Appleとサムスンの2社が、北米におけるスマートフォンのウェブトラフィック量の大半を生み出している状態であり、スマートフォン市場全体を見ても両社がシェアの大部分を占めている。両社の圧倒的な優位に、他のベンダーがシェアを拡大し顧客を増やす余地はほとんどない。
なおChitikaの調査で第3位につけたのはLGで、ウェブトラフィックの4.8%を占めた。以下、Motorola(3.4%)、HTC(3%)、Nokia(1.4%)と続く。ChitikaはLGがシェアを伸ばしたことについて、7月に米国で発売となった新フラッグシップデバイス「LG G3」の効果があるとみている。Chitikaの調査結果は、同社の広告ネットワーク上で7月1日から28日に記録された広告インプレッション数に基づいている。
ウェブトラフィックと市場シェアにおけるAppleとサムスンの優勢は、2014年下半期にいっそう強まりそうな気配だ。下半期にAppleは「iPhone 6」を(2モデルとなる可能性がある)発売するとみられる。一方のサムスンは、新型ハイエンドスマートフォン2機種をリリースする計画で、そのうちひとつは「Galaxy Note 4」になる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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