また筆者は、Jawboneをジムの運動やランニングなどの屋外の運動を記録するのにも使っている。SmartBandは大抵の場合、実際に走っているときに自動的にそれを記録することに関しては、かなり正確だった。その一方で、筆者がオフィスでゆっくり動き回っていただけの日にも、ジョギングに行ったと記録されていることもあった。
また、ウエイトリフティングやチームスポーツなどの他の運動については、Bookmarkを使わない限り、情報を追加する方法がない。このため、他の活動を記録するのはかなり難しい。また、運動をしているとシリコンバンドをしている部分は汗をかきがちで、しばしば終わった後にすすがなくてはならなかった。
もちろん、これらはSmartBandのフィットネスに関する要素に限ったことで、前述の通り、このデバイスははるかに多くのことを狙っている。では、他の要素についてはどうだろうか?
写真やコミュニケーション、ブラウジングに関しては、問題はほとんどなかった。これらについては、考えられる限り記録は正確だった。特に写真については優秀で、画面が固まることもなく、個々の写真も表示された。
タップによる操作に関しては、筆者はスマートフォン発見機能を使っていた。これは、タップ1回でスマートフォンの音が鳴り出し、2回で止まるというものだ。しかし多くの場合、シングルタップが認識されなかった。また、間違ってSmartBandに触ってしまい、スマートフォンが鳴り始めたが、音を消すためのダブルタップが上手く認識されず、スマートフォンを取り出して止めなくてはならないこともあった。
結局、SmartBandを使い始めた頃は、使っているGALAXY S5との接続を頻繁に切断していた。その後テスト期間中に何度かファームウェアのアップデートがあり、その後この問題はほとんど起こっていない。しかし切断した後のNFCを使った再接続は不安定で、スマートフォンのBluetoothが素早くオン・オフされるといったことが頻繁に起こっていた。
SmartBandのようなデバイスのレビューで難しいのは、実質的に2つの製品をレビューすることになるということだ。この場合、身に着けるハードウェアと、機能を実現するソフトウェアだ。
ハードウェアに関しては、SmartBandは一部の目的にはやや感度が高すぎ、また他の目的には感度が低すぎるように思えた。
着け心地は十分に快適だが、前述の通り少し汗をかきやすくなり、着けたままシャワーを浴びるとシャワーの水がコアとバンドの間にたまりがちだ。フィットネスデバイスとして見れば、市場にはもっと他にましな選択肢がある。
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