サンフランシスコ発--GoogleとIntelは2013年に親密な提携を開始していたが、それが結実したことが明らかになった。両社は米国時間5月6日、複数の主要なハードウェアメーカーにわたる、Intelチップと「Chrome OS」を搭載する20以上もの新製品を発表した。
両社間の提携に基づくIntelチップ搭載の「Chromebook」は、2013年9月に発表された「Haswell」搭載端末4機種から、「Bay Trail」、Haswell、第4世代「Core i3」を搭載する広範囲にわたるノートPCやデスクトップPCにまで拡大された。IntelはGoogleのChrome OSと、初代のChromebookプロトタイプである「Cr-48」にまでさかのぼる長期にわたる提携を結んでおり、6日の発表では、同イベントで披露されたすべてのChrome OS搭載端末において、Intelチップがコンフリクトフリーメタルから製造されていることも明かされた。今回の発表は、両社間の提携が過去最大の規模になったことを示している。
Chrome OSタブレットのうわさはまたしても事実ではなかったことが明らかになったが、新しいBay Trail版「Celeron」搭載のChromebookは、Acer、ASUS、Dell、Hewlett-Packard(HP)、Lenovo、LG、東芝というほとんどの主要PCメーカーが製造した端末上で、11時間ものバッテリ持続時間を実現する。主要PCメーカーとしてここで特に欠けているのは、Googleと提携して初のChrome OS搭載商用端末を提供したサムスンである。
今回の発表に先立ち、Lenovoが5日夜、タッチスクリーンモデルの「N20p」を含む同社初の一般ユーザー向けChromebookを発表していた。Lenovoは6日、「Yoga Chromebook」を高速で低消費電力のBay Trailチップを搭載する64ビットモデルで提供する予定だと発表した。
Bay Trail搭載のその他の新製品としては、Acer製Chromebookの2014年モデルや、ASUSの11.6インチ「C200」と13.3インチ「C300」の各Chromebookで、2014年夏に出荷される予定である。
Bay Trail搭載の新Chromebookにはすべて、 802.11ac Wi-Fiチップが搭載される予定。
Chrome OSを搭載する新製品のすべてが、Bay Trail搭載のChromebookだというわけではない。AcerとDellは第4世代Core i3を搭載する新しいノートPCを発表した。Dellは「Chromebook 11」にCore i3搭載のアップデート版を用意し、Acerは「C720 Chromebook」のアップデート版を349.99ドルで2014年中に発売する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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