2014年初めにひそかに発表されていた、Lenovoの新しい教育向けノートPCの準備が整い、米CNETはさまざまなモデルが用意されたこのシリーズに実際に触ってみる機会を得た。
「ThinkPad 11e」シリーズは、ディスプレイサイズが11.6インチで、4種類の基本モデルがある。従来の「Windows 8」を搭載したシステムには、非タッチ式の2つ折りモデルと、同社の「Yoga」シリーズにあるのと同じような、360度ヒンジを利用したタッチスクリーンモデルがある。
学生向けの低コストコンピュータとして考えられた教育用ノートPCとしてはこれで十分だが、ほかの2種類のモデルはさらに面白い。1つ目は、やはり非タッチ式で2つ折りの「Chrome OS」搭載モデルだ。もう1つはタッチスクリーン方式の「Chromebook」モデルで、「Windows」搭載モデルと同じ360度のYogaスタイルヒンジが使われており、米CNETが知るなかでは初めてのChrome OS搭載ハイブリッドPCだ。
4種類のモデルの外観は非常に似ており、通常の11インチノートPCよりもがっしりしていて重い(約3.3ポンド、つまり、約1.5kgある)。理由の1つはコストであり、もう1つは、教室での使用に耐えるには多少頑丈でなければならないからだ。通常のノートPCと比べて、ポートは強化されており、ヒンジも丈夫になっている。「Gorilla Glass」を使用した広角IPSスクリーンを採用したことで、教師はスクリーン上の表示を教室内の離れたところからでも確認できる。
搭載OSが異なるモデルは、キーボードから見分けることができる。Chrome OS搭載モデルでは、Windowsキーがないことに加えて、ほかのChromebookのようにキーボードが小文字表記になっている。一方、Windows搭載モデルのキーボードは、通常の大文字表記のキーボードだ。
これらのシステムはすべて、Intelの「Celeron」プロセッサを使っているため、「Core i」シリーズを搭載した標準的なYogaほどの価格にはならないが、エントリーレベルのChromebookの200ドルよりは高くなる。価格は、非タッチ式のChromebook搭載モデルの349ドルから、タッチスクリーン式のWindows搭載モデルの549ドルまでとなり、2014年春に発売予定だ。米国外での発売予定はまだ発表されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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