前面カメラにも手が加えられている。2メガピクセルの前面カメラで撮影した写真は、「Beauty Face」モードによって自動的にエアブラシ加工される。しかもこの製品では、その程度をスライダーで調整できるようになっている。最大のレベル5にすると、マネキンのような仕上がりとなり、機能を無効化すると(筆者も試してみた)自然のままの姿で写し出される。ただ、写真の解像度は前モデルと同様に低いため、予想通り粒子は粗く、不明瞭だ。肌のトーンについては、1枚だけ異様に青みがかったものもあったが、ほとんどの自分撮りは期待通りの写りとなっていた。
サムスンはカメラ領域で大きな進歩を遂げたものの、ここで重要な点を1つ指摘しておきたい。ロック画面からカメラを起動すると(これができると便利なのだ)、限られたオプションしか選択できない。つまり、カメラモードや選択的焦点機能を使用できないのだ。なお、カメラアプリのロードには3秒ほどかかり、携帯電話のロックを解除してホーム画面からカメラアプリを起動するよりも早い。

華麗さがそのまま写し出された花。
提供:Josh Miller/CNET

堂々としたカモメが飛び立とうとする瞬間。
提供:Jessica Dolcourt/CNET

迅速な焦点合わせ機能のおかげで、サンフランシスコの中心街でスケートボーダーが空中に飛び上がった瞬間もこの通り。
提供:Jessica Dolcourt/CNET

クリアに写し出された、サンフランシスコのエクスプロラトリアム博物館の外の風景。
提供:Jessica Dolcourt/CNET

焦点は顔に合っており、色合いも忠実に再現されている。
提供:CNET

落ち着きのない犬を撮るのは難しい。
提供:Jessica Dolcourt/CNET

冷たい飲み物を持ってリラックスしているオフィスのマスコット。
提供:Jessica Dolcourt/CNET

この写真はいまひとつの出来だが、光量の不足気味な環境における撮影能力はGALAXY S5において飛躍的に進歩している。
提供:Jessica Dolcourt/CNET

標準的なスタジオ撮影写真。サムスンのGALAXY S5では青みがかった色合いに仕上がっている。また、フラッシュを使用したことも明らかに分かる。
提供:Josh Miller/CNET