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グローバル展開するなら米国に本社が必要--米Six Apart 関CEO

吉澤亨史 山田竜司 (編集部)2014年04月17日 14時58分
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 2003年12月に、米Six Apart社の100%子会社として設立されたシックスアパート。2011年1月には、米Six Apart社からコンテンツ管理システム(CMS)「Movable Type」に関するすべての権利と、Six Apartブランドの譲渡を受け日本法人となったが、4月より本社機能を東京から米ニューヨークに移転した。これに合わせ、シックスアパートの代表取締役には、これまで取締役などを務めた古賀早氏が就任した。今回は、日本法人の代表取締役 最高経営責任者(CEO)から米Six ApartのPresident&CEOとなった関信浩氏に話を聞いた。

ニューヨークに本拠を置き、英語ネイティブにする理由

--Movable Typeの利用動向やニーズをどう捉えているか。


米Six ApartのPresident兼CEO 関信浩氏

 ここ数年の傾向として、企業が情報を発信するために、Facebookに代表されるような無料で利用できるソーシャルメディアが活用されてきました。しかし、最近は「オウンドメディア」として、企業が自社のメディアで情報を発信したいという需要が増えています。多くのソーシャルメディアはしばしば仕様変更がありますし、自社ではコントロールできないので、依存しすぎることは問題です。また、無料とはいえ人的なリソースによるコストがかかっています。

 そこで、伝えたいことを伝えられる環境として、無料ソーシャルメディアと平行してオウンドメディアを立ち上げるケースが増えています。こういったニーズに対し、無料のCMSならすぐにオウンドメディアが立ち上がり、情報発信が可能になります。しかし、その企業などが話題になってアクセスが急増するとサーバが落ちてしまうことも少なくありません。Movable Typeはスケールアップが可能なため、「一番の稼ぎ時」を逃すことがありません。最近では別のCMSからMovable Typeに乗り換えるケースも増えています。

 CMSの状況としては、機能は成熟している感がありますが、ウェブサイトやウェブページのトレンドが急速に変化しています。最も大きな要素はスマートフォンへの対応で、そのために5年前くらいからウェブページの作りも変わっています。パソコン向けのウェブページをスマートフォンで見る機会が増えたため、パソコン向けのままでは文字やボタンが小さくなったり、下へスクロールすることが面倒になってしまいます。

 スマートフォンに対応するため、たとえば米国ではマルチカラムを減らすなど、ページを再構築する傾向にあります。すると、これまで1枚ですんだウェブページが10枚必要になるなど、こまめにチェックできるスマートフォンのユーザーに合わせて更新頻度も高くする必要も生じます。さらに、ウェブブラウザもすごいスピードでアップデートされているので、更新やメンテナンスといった手間が増えています。CMSの基本的な部分は枯れていますが、環境やマーケットの変化が激しいため、CMSのユーザビリティが求められています。

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