ロボット掃除機「Roomba 880」レビュー--吸引力が大幅アップしたiRobot最上位機種 - (page 3)

Megan Wollerton (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2014年03月31日 07時30分

使い勝手

 この掃除機を使うのは簡単だ。通常の掃除かスポット掃除かを設定するか、あらかじめスケジュールを作成して、あとは任せておけばいい。また、前述の機能の項でも触れたバーチャルウォールやお部屋ナビ機能を使って、部屋への侵入を禁止したり、家の中の移動やホームベースへの帰還を補助することができる。Roomba 880を使うには、ユーザーの手間や関与はほとんど必要ない(この点ではNeatoよりも上かもしれない。これは、Roombaには使い勝手を向上させるリモコンがあるが、Neatoにはないためだ)。


提供:Colin West McDonald/CNET

 Roomba 880はまた、与えられた空間を掃除するのにどれだけの時間が必要かを自分で検知し、作業が終わったと判断するとドックに戻って充電を始める。これ以上に簡単にはなりそうにない。ただし、Roombaがある部屋を掃除するとき、どれくらい時間がかかるかをユーザーが正確に予想するのは難しい。特に、手に入れたばかりの頃はそうだろう。

 従って、急いで掃除する必要があるなら、ロボット掃除機はあまり効率のいい方法ではないかもしれない。確かに、Roombaはできるだけ多くの床をカバーするアルゴリズムに従って動作するが、早く掃除したいときにRoombaが動いているのを見るのは、お湯が沸くのをじっと見つめている気分に近い。従って、使いやすさは十分だが、スピードについてはかなり予想しにくいと言っていいだろう。

 また、ダスト容器の取り外しは簡単だが、正しく取り付けないと、掃除したばかりのところにごみを散らかして回ることになる。さらに、この容器は小さいため、ほとんどRoombaを使うたびに容器を空にして、フィルタを払わなくてはならない。また、フィルタは1年に6回交換し、エクストラクタは4カ月ごとに掃除することが推奨されている(ペットを飼っている場合は、もっと高い頻度が望ましい)。センサも定期的にきれいにする必要がある。

 このように、このロボット掃除機は、使っているときにはあまり(あるいは、何も)手がかからない。だが、動かしていないときの手入れが面倒なため、メンテナンスがあまり要らないはずのRoombaも、手がかかるように思えてしまう。ただしRoombaは小さくて持ち上げやすいため、より大きい、従来の縦型または筒型の掃除機よりも、手入れは簡単だ。


提供:Megan Wollerton/CNET

性能

 では、性能はどうだろうか。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]