iRobotの新しい技術AeroForceエクストラクタはまた、従来のRoombaよりもからまりに強いように設計されている。だが、筆者が飼っているオーストラリアンシェパードの雑種(名前はHalley)のように、長い毛を大量に落とすペットがいると、問題が起こるかもしれない。筆者のリビングで約10分間掃除させた結果がこれだ。
基本的に、こういうことは起こらないようになっている。そして、オフィスで行ったペットの毛を除去する管理されたテストでは、こういうことは起こらなかった。しかし、筆者のリビングの厳しい環境で使ってみると、Halleyの長い毛はRoombaには少し荷が重かったことがわかった。このロボット掃除機は力強い存在だが、中にはできないこともあるというわけだ。この勝負はHalleyのポイントに終わった。
砂とおがくずの組み合わせは、かなりきれいにするのが難しい。カーペットの繊維の中に入り込んでしまうと、取り出すのは非常に困難だ。このテストもRoomba 880がもっともよい成績を収めた、と言いたいところなのだが、このテストの成績はどの掃除機も低調で、特にパイルの長いカーペットでは結果はよくなかった。
中程度のパイルのカーペット | ショートパイルカーペット | 板張り |
Roomba 880と他のロボットを比較するため、このテストでは1.25オンス(約35.4g)の砂とおがくずの混合物を、中程度のパイルのカーペット、ショートパイルのカーペット、床張りの床にまいた。中程度のパイルのカーペットでは、Roomba 880は1.25オンス(約35.4g)のうち0.40オンス(約11.3g)を除去して2位となった。Neatoはそれをわずかに上回る0.42オンス(約11.9g)だった。ショートパイルカーペットでは、0.43オンス(約12.2g)でNeatoと引き分けた。そして、板張り床では、Roomba 880は1.25オンス(約35.4g)のうち1.18オンス(約33.5g)を除去して、飛び抜けた成績を収めた。このテストでは、Roomba 790が1.12オンス(約31.8g)で2位に入り、Neatoは0.92オンス(約26.1g)で3位だった。
Roombaにはごみを検知するセンサがあるはずで、細かいごみの半分以上が残っているのに、掃除が終わったと判断したのには、がっかりしたと言わざるを得ない。ただし、それでもRoomba 880は、Roomba 790を含む他の掃除機よりもいい成績を収めた。どうやら、これはロボット掃除機の技術に共通の問題のようだ。必要なだけの吸引力がないのだ。だが少なくとも、性能は向上する傾向にある。iRobotは明らかに、製品の機能を向上させる努力をしている。
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