GoogleとCisco Systemsは、パテントトロールの可能性を回避する新たな契約を締結した。
この合意は、両社に相手の特許ポートフォリオへのライセンスを提供するもので、広範な製品と技術をカバーしていると、Ciscoは米国時間2月4日のプレスリリースで述べた。この契約は、いわゆる特許アサーション(主張)会社に特許を譲渡する行為、「特許プライバティアリング」への対抗措置として締結された。
The Wall Street Journalの説明によると、特許で保護された製品を保有する企業の中には、特許アサーション会社と契約を結んでその会社の名義で提訴させ、自らは法廷闘争を回避しようとする企業があるという。これらのアサーション会社は訴訟から利益を得た後、その利益を特許の保有者と分け合う。万一GoogleまたはCiscoがそうした会社に特許を売却しようとしても、今回のクロスライセンス契約に含まれる特許は売却できない。
Googleの特許担当次席法務顧問であるAllen Lo氏は、声明で次のように述べた。「当社のCiscoとの契約は、訴訟の可能性を減らすもので、われわれは代わりに素晴らしい新製品の構築に注力できるようになる。われわれはこのクロスライセンスを締結できたことを喜ばしく思っており、同様の契約に関心を持ついかなる企業との協議も歓迎する」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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