2013年のヘッドホンの潮流となった「ハイブリッドモデル」。本レビューにおいてもいくつかの該当製品を紹介してきたが、今回は10月の発売直後から、早くも人気を博しているソニーのインナーイヤーヘッドホン「XBA-H3」の実力に迫る。同社初となる、バランスドアーマチュア(BA)型ドライバとダイナミック型ドライバのハイブリッド仕様が注目要因ではあるが、最近、同社のヘッドホンはオーバヘッドモデル「MDR-1」シリーズをはじめ「本気のソニー」を感じさせてくれるモデルが多く、見逃せない。早速チェックしていこう。
パッケージを開けていく。一見してソニーとわかるパッケージで、2013年の特徴はハイレゾ対応製品にはロゴマークが付けられているのがポイント。同社のハイレゾ基準「40kHz以上の再生周波数帯域を出力できる」などをクリアした証でもある。外箱を外すと質感の高い内箱があり、中を開けると本体がおごそかに登場する。本体の入ったケースを取り外すと、ケースや各種イヤピースが入った紙箱、取扱説明書などが見えてくる。
最近の同社モデルは、パッケージなどにも力を入れているように思われる。購入してから自宅に持ち帰って取り出す際に、高級感のある演出があり、最初から所有感を高めてくれる。付属品もかなり充実しているので見ていこう。ハイブリッドイヤーピースSS、S、M、LサイズとシリコンフォームイヤーピースS、M、Lサイズのほか、キャリングケース、コード長アジャスタやクリップに、1.2mのリモコン付き着脱式イヤーハンガーコードが入っている。
リモコン付き着脱式イヤーハンガーコードは、本体に付けられているコードにスマートフォン用マイク付きリモコンを装備したもの。スマートフォンでのハンズフリー通話や音楽再生/一時停止が手元で行なえる。マイクはリモコンの裏側に配置されている。
同社ではおなじみのハイブリッドイヤーピースに加え、イヤーピース内部に発泡クッション材料を使用したシリコンフォームイヤーピースを用意。より高い装着感で安定性と遮音性を実現するという。サイズにより色分けされているのでわかりやすい。
その他、実際に使用する際に便利なコード長アジャスターやクリップ、質感の高いケースなどは、シーンに合わせてチョイスして使うことができる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス