いよいよ試聴へと進む。今回は本製品がハイレゾ対応をうたっていることあり、いつもの音源に加えてハイレゾ環境でもトライする。プレーヤーは手持ちのスマートフォン「Xperia Z」を使用。通常の楽曲は、CDまたはXperia Zにバンドルされている「mora」アプリ経由でダウンロードし、ビットレートをAAC 320kbpsにそろえて聴く。ハイレゾ音源は手持ちのノートPCを使用し、mora経由にてMichael Jacksonの名盤「Thriller」をアルバムごとダウンロード。FLACフォーマットの176.4kHz/24bitの音を「MediaGo」を使って聴いてみる。
ロックから、Eric Clapton「Change The World」。ギターの確かな旋律とその運指やスライド音は立ち上がりながら、リズム隊やベースまでもつまびらかに聴こえてくる。全体的に勢いのあるサウンドで、躍動感が増す印象だ。ボーカルの出音バランスもちょうどいい。
ヒップホップから、Eminem Feat.Rihanna「The Monster」。イントロから鳴らし切るのが難しめなボーカルも伸びやかに表現。たたみかけるラップパート、幾重にも重なる音階もクリアに再生し、エモーショナルなサウンドに。気持ちのいいブレイク&ゴーが楽しめる。
女性ボーカルから、Aimee mann「Save me」。映画「マグノリア」で使用された楽曲だ。強めのボーカルが入ってくるが、後ろで静かに鳴っている楽器パートのディテールまで聴こえる、鮮やかなサウンドが聴ける。音の余韻と聴き応えのある歌声に没入してしまう。
テクノ/エレクトロから、MEG「ハナレタイノハ…」。細やかで心地いい音の粒が前後に行ったり来たりと、高い解像度が要求される曲だが、そんな心配など一切感じさせない的確な移動音や音場感を味わえる。パンチのある低音が空間を広げ、ボーカルも豊かに聴ける。
最後に、Michael JacksonのThrillerをPCにてFLACフォーマットで聴く。出だしのSE音からもう別格の鳴りで、何回もこの曲を聴いた人でもこんなに音数が入っていたのか!と改めて感じさせてくれる超高解像度。透き通った爽快なサウンドともに、熱のこもったボーカルがテンポよく流れていき、各パートの音がどこで鳴っているかを実感できる。
これまでの試聴環境を少し底上げしたことと、ハイレゾ音源を試したことも関係するが、総じて言えるのは、本製品の圧倒的な解像度の高さ。ヘッドホンだけで、まるでいいスピーカーで聴いているような感覚すら覚える。こうした抜群の再生能力は、ドライバの性能の良さももちろんあるが、性格の異なるドライバを上手くフォローできる総合的な力にほかならない。特に、Michael JacksonのThrillerでは、これぞ“ハイレゾエンタテインメント”と言いたくなるような、テンションの上がるサウンドが楽しめた。2013~2014年の“ハイブリッド”モデルの中でも、文句なしに一押しの逸品である。
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