大富豪の投資家であるCarl Icahn氏が再び動いた。今回は、Appleに自社株買いプログラムを拡大させようと試みている。
Icahn氏は米国時間12月4日に投稿したツイートの中で、Appleに対して「嘆願的提案」を行い、同プログラムに関する株主投票を要望すると述べた。それは、たとえAppleの株主が承認しても、Appleにその決定に従う義務はないことを意味する。今回の要求額は、以前要求した1500億ドルより少ない金額になる、と同氏はツイートの中で述べている。
Gave $AAPL notice we'll be making a precatory proposal to call for vote to increase buyback program, although not at $150 billion level.
— Carl Icahn (@Carl_C_Icahn) December 4, 2013
TIMEによると、Icahn氏はAppleへの通知を11月26日に行ったという。つまり、Appleが次の株主総会で投票対象となる議案期限の3日前だ。
AppleはTIMEに対して、Icahn氏が嘆願的提案を提出したことを認め、次のように返答した。
当社は2013年、資本返還プログラムを従来の2倍以上となる1000億ドルに拡大した。それには、歴史上最大規模の自社株買いの承認も含まれていた。当社の定期的な審査プロセスの一環として、われわれは再び、このプログラムに対する株主の意見を積極的に求めている。われわれが10月に述べたように、当社の経営チームと取締役会は、それについての現在進行中の議論に関与している。その議論は非常に思慮深いものだ。当社は、現在のプログラムに対するすべての変更について、2014年上半期に発表する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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