アイデアは初代のFuelBandと同じだ。これは、LEDで文字が光って表示され、USBスティックとしても使用できる留め金がついた防水バンドだ。素晴らしいのは、バンド全体がUSBスティックとして機能することだ。端子をPCやUSB付きコンセントに差し込むだけで、同期や充電を行うことができる。サイズの調整が必要な場合は、同梱されている延長用USBドングルを使用する。
FuelBandを手首にパチンとはめると、筆者の場合は、心地よく、しっかりしており、非常に快適に感じられた。ただし、それには自分に合ったサイズのものを手に入れる必要がある。FuelBandには3つのサイズがあり、必要に応じてサイズを少し大きくするための部品と、その部品を差し込むための道具が同梱されている。
FuelBand SEの操作は、すべてボタン1つで行われる。ボタンを押すと、時刻、「Hours Won(獲得時間)」(この意味は記事の続きを読めば分かる)、その日獲得したFuelが順番に表示される。FuelBand用の「iOS」アプリか、「Windows」「Mac」用のソフト「Nike+ Connect」を使って設定を変更すれば、表示する情報に消費カロリー(一日の推定消費カロリー)、歩数(歩数計)および1時間ごとに表示されるムーブリマインダーを追加できる。
FuelBandには、文字表示の下に進行状況を示すゲージがあり、このゲージは赤から緑までのグラデーションになっている。このゲージは、1日の時間が過ぎていくとともに、目標のFuelにどれだけ近づいているかを(Fuelの値と共に)、はっきりと分かりやすく表示してくれる。
ボタンを長押しすると、活動セッションのタイマーがスタートする。さらに長く押すと、デバイスの表示はバッテリ持続時間インジケータと、Bluetoothのオン・オフ操作に切り替わる。
大きなバナーのようなLED領域は、手首に付けたミニ看板のように感じられるもので、黒いゴムのバンドの上に、文字が未来的に光っている。表示領域はバンド全体に及んでいるため、すべてを見るには手首を回す必要がある。これは奇妙だが、違和感はない。FuelBandは、内側の色にエレクトリックオレンジ、ピンク、イエロー(正式名称はそれぞれトータルクリムゾン、ピンクフォイル、ボルト)を選べるが、外側から見ると、留め金のところにあるNikeのロゴを除けば、すべてが黒になっている。さらに、金属の留め金が使われている、限定版の「ローズゴールド」バージョンが、少し高い169ドルで販売されている。
最上位のウェアラブルデバイスは、Smart Bluetoothを搭載することが多くなっている。Smart Bluetoothは、Bluetooth LEやBluetooth 4.0とも呼ばれる。このFuelBand SEもこれを採用しており、バッテリにあまり負担をかけずに、バックグラウンドで自動的に接続・切断や同期を行うことができる。筆者はこれを1週間しっかり使い続け、何度も無線で同期を行ったが、充電が必要になったのは1度だけだ。USBによる充電には、1時間強しかかからなかった。
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