Appleは先ごろ、Microsoftのモーションセンサ搭載ゲームコントローラ「Kinect」の開発に携わった企業のPrimeSenseを買収したが、この決定はモーションセンサとほとんど関係がなく、マッピングに関する部分の方がはるかに大きいとする、新たな報道が浮上した。
ジャーナリストのJessica Lessin氏は米国時間11月26日、この買収に詳しい複数の人物の話として、Appleは3次元空間をマッピングできるPrimeSenseのチップに目を付けたと伝えた。さらにLessin氏によると、PrimeSenseは確かに初代Kinectで基幹技術を提供したかもしれないが、この分野における同社の製品は業界で後れを取っており、Kinectの最新版に搭載されるには至っていないという。
AppleはPrimeSenseを買収したことを24日に認めた。同社は適宜、小規模テクノロジ企業を買収していると述べたが、買収金額や今後の計画についてはコメントを控えた。AppleはPrimeSenseの買収について7月から協議していた。
Appleがマッピングを重視しているとしても、これは驚くには当たらない。同社の「Maps」プラットフォームは波乱のスタートを切ったが、それ以降は改善されている。うわさによるとAppleは、全米各地を対象に、画像の追加や状況に応じた位置情報サービスなどでGoogleに対抗する計画だという。この点でPrimeSenseは重要な要素になるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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