Appleが3Dセンサ開発企業PrimeSenseを買収したといううわさが飛び交い始めた1週間後、Appleはこの買収を認めた。イスラエルに拠点を置くPrimeSenseは、Microsoftの「Kinect」センサの開発に携わった企業だ。
Appleの広報担当者Kristin Huguet氏は米国時間11月24日、米CNETに対して、同日AllThingsDが報じた買収契約の締結が事実であることを認めた。イスラエルの経済紙Calcalistは現地時間11月17日、AppleがPrimeSenseに対して3億4500万ドルを支払ったと報じていたが、他の情報筋は契約がまだ締結されておらず、その額はもう少し高いと述べていた。Huguet氏は買収額を明らかにしなかった。
Huguet氏はAppleの決まり文句として「Appleは適宜、小規模テクノロジ企業を買収するが、通常、その目的や計画について言及することはない」と述べた。
Appleは、7月の報道 でPrimeSenseに2億8000万ドルを提示しているとされて以来、買収交渉を継続していると伝えられていた。PrimeSenseはMicrosoftのゲームコンソール「Xbox 360」に搭載されているジェスチャー制御技術を開発した企業として知られている。また同社の技術は、3Dスキャナや、iRobotの「AVA」、ASUSの「Xtion」にも使われている。
Appleは、イスラエルの地に紛れもない宝の山があることを見つけたようだ。同社は2012年、イスラエルに拠点を置くフラッシュメモリ製造企業Anobitを4億ドルで買収している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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