Microsoftの「Scroogled」Tシャツやマグカップは、第二次世界大戦中に英国で使われたプロパガンダ用ポスターに倣い、「われわれがあなたのデータを盗んでいる間、冷静にせよ(Keep calm while we steal your data.)」と警告している。(編集部注:「Scroogle」は、小説「クリスマスキャロル」に登場する冷酷な守銭奴ScroogeとGoogleの造語)。
新しいScroogleブランドのアウターウエアや部屋着(ただし、下着ではない)が「Microsoft Store」に登場した。Scroogleのロゴがあしらわれた帽子(Scroogled Logo Hat)や、商品説明に記載されているとおり、「Googleがあなたをどのように利用しているのかを表す同義語」が20個以上寄せ集められたデザインのTシャツ(Scroogled Word Cloud T-shirt)のほか、前述の標語をプリントしたマグカップやTシャツなどが掲載されている。これらの商品は、ユーザーがGoogleと情報共有しないように警告するためのものだ。
「クモの巣」柄のTシャツ(Scroogled Spider Web T-shirt)の商品説明も、同じく皮肉った文になっている。「Googleはクモ。Googleのサービスはクモの巣。そして、あなたは(その網にかかる)ハエだ。もう覚悟はできているよね」
中折れ帽を被り、トレンチコート姿のブラウザ「Chrome」のロゴが描かれたTシャツは、Chromeのプライベートブラウジング「Incognito mode」(シークレットモード)のアイコンをパロディ化したもので、こちらも別の警告を鳴らしている。「『Google Search』『Gmail』『Google Chat』、それともChromeを使っているのかい?それなら、Googleは絶えずあなたを見張っているんだ・・・」
MicrosoftとGoogleにコメントを求めたが、どちらからもすぐに回答は得られなかった。だが、Googleが最新のScroogleを良く思っているとはとても想像しがたい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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