Microsoft会長のBill Gates氏は米国時間11月19日、涙をこらえながら同社株主に対し、同社最高経営責任者(CEO)を退任するSteve Ballmer氏の後任となる「多数」の候補者と会っていることを語った。
Gates氏は「担うのが非常に難しい役職だ」と述べ、同社を率いるのに適したCEOを得ることについて、自身とその長年の友人であり仕事上の仲間でもあるBallmer氏が「責任を共有」していると声を時折詰まらせながら付け加えた。
これは、世界で最も著名なビジネスリーダーの1人にとって、ほろ苦い瞬間だったに違いない。Gates氏とBallmer氏は数十年にわたり、米国ビジネス史上最も成功したチームの1つを形成するために協力してきた。
しかし、Microsoftは現在、岐路に立たされている。テクノロジ業界では、モバイルへの移行によって多くの新たな課題が同社のWindows中心のビジネス戦略に突きつけられており、その中で同社の再形成が新たに急がれている。Ballmer氏は8月、12カ月以内の退任を発表しており、最近では、Microsoftにおける「変革を加速する」ためにも新しいリーダーを迎えることは最善の策と発言している。
19日、Ballmer氏を含むすべての取締役が再任された。これとは別に、Nokia株主が賛成多数で同社Devices & Services部門をMicrosoftに売却することを承認した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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